重量鉄骨造とALC

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鉄骨造の場合、小さな規模であれば軽量鉄骨造が可能で基礎も小さくできるので随分ローコスト対策は可能です。しかし、全体規模やひとつの部屋の大きさに限界があります。そこで自由となるのが重量鉄骨造です。計画では、外壁はPCパネルでALCパネルで覆うことになるかと思います。予算があればPCパネルの大判で採用すると重厚感がでます。一方ALCパネルでは幅が600ミリ程度なのでどうしても目地幅で狭い分、なんとなく倉庫建築のようなチープなイメージが先行してしまうのは私だけでしょうか?実例ではタイルを貼って正面ファサードを構成することが多くなります。もっとも隣地境界線との関係で目立たない壁の場合には吹付仕上げとすることで省コストにできるメリットはあるかと思います。

一級建築士 みなみ