対面キッチンの手元隠し。どう見せる?
最近の家づくりでは、対面キッチンを望む方が多いです。
キッチンのカウンターがフラットになっていて、
リビングやダイニングからもキッチンが見える。
開放感がありますし、リビングダイニングとの一体感がありますよね。
ただし。
それには、相応な勇気(?!)も必要です。
キッチンの上を、常にキレイにしておかなくてはいけない!
というプレッシャーがあるからです。
よく使うスパイス類って、いちいち収納するより、
キッチン上に出しておく方が便利でしょうということであれば、
やはり、常にキッチン上に置きますよね。
その辺を考えると、一枚目のキッチンのように、
ダイニング側に壁を立ち上げて、キッチンを隠す方法があります。
そのままズバリですが、「手元隠し」といいます。
キッチンは、キッチンメーカーでセレクトしますが、
この手元隠しの壁は、工務店が製作します。
どんな風につくるといいんでしょうか。
一番シンプルなのは、他の壁紙と同じに仕上げる方法。
目立たず、馴染む感じで、配置する家具を目立たせる
ということであれば、いい方法ですよね。
一枚目は。杉の無垢板を張りこんでいます。
というのも、こちらの家は、床が杉の無垢フローリング、
建具も無垢の杉を使っているので、合わせているんです。
壁紙に合わせるというより、床に合わせてます。
ナチュラルな雰囲気が御好みでしたら、いいかもしれませんね。
こちらはどうでしょう。
白い空間の中で、黒の壁なので、ガツンと存在感ありますね。
せっかくなので、アクセントとして強めの色にしてます。
少し写真が遠いので、わかりにくいのですが、
黒い部分は、壁紙ではなくて、塗り壁にしています。
色だけでなくて、素材感が違うと、よりアクセントとして際立ちます。
こちらは、壁の白に合わせています。
というのも。
こちらのお客様は、レッドシダーの天井がお気に入りなので、
そちらをしっかり見せるためなんです。
それと。
対面側に配置されている家具なんですが、
造り付けにしています。
手元隠しより、低くしているのは、意図的です。
奥様お気に入りの雑貨や花等をディスプレイする場所にするためです。
壁紙やタイル、木材や塗り壁で演出するのも素敵ですけど、
こちらの事例みたいに、お気に入りの雑貨等を飾るっていうのも素敵です。
もちろん。
何も見せないように、全てをスッキリと収納している家もあるので
一概には言えませんが、こういったディスプレイ空間があるのも
いいもんです。
ぜひ、そういったスペースも取り入れて、自分らしい空間にしてくださいね