少量コン打ちで考えた

ユーザー TAM建築設計室 新井敏洋 の写真

十里木のアトリエ工事。

大工の杉山さんに連絡したところ、基礎のコン打を明日行い覗いてきますとのお話。同じ別荘地に工事現場があるようです。

基礎工事の立道さんにLINE連絡したところ、朝8時半とのことなので、夜に十里木入り。不要不急でない仕事です。

アトリエは3坪なので、コンクリートは1立米弱の基礎底板です。

アトリエは山小屋の奥にあっても、少量の生コンなので、ホッパー+シュートでの作業です。

生コン車が出来るだけ敷地内に入り、バックホウに吊り下げたホッパーに生コンを受け、現場まで運び型枠内に流し入れます。ホッパーの開閉、シュート調整とシュート内生コンの送りで2人、初め勢いよく型枠に流れ込み生コンがあふれそうになったので、私がすかさずバイプレータ入れを行い、そのままあふれ防止は私の担当になりました。

立道息子さんに、ポンプ車の方が便利だよねと話を向けてみると、親父の感覚で行くと

この方法なのだという回答。

工事は3時間弱、ポンプ車なら1時間もかからないかとも思います。

ポンプ車はオペ込みでの依頼なので確実に見積に乗ってきます。

少量コン打ちの設計見積に近い優しい費用はとてもありがたい次第です。

生コン打ちでは、回数分の配合計画書の提出他、現場生コン検査を図面特記に入れます。

設計者の判断なのですが、それらが積みあがって建築工事費となります。

良かれと思いながらも、建築費は住まいづくりの方法や安心とともに積み上げられていきます。

木造住宅基礎コンクリートの生コン検査の有無は設計者も迷うことがあり、見積調整のときには、建主に打設時状況等をお話し要不要の判断をします。

十分なお話をすることで、住まいづくりの満足が生まれるものと思います。

今回、大工杉山さんもLINEをするということで、十里木アトリエ工事のグループに入ってもらいました。

携帯留守番切り替え、お話し中も解消されます。工事指示も即時写真確認で便利です。

若葉の緑にオレンジのミキサー車と青空 

ホッパーへの生コン移し替え

バックホーはUターンし現場へ