私道持分

ユーザー 南俊治建築研究所 南俊治 の写真

以下私道を持つメリット・デメリットを整理しましたので参考にしてください。

私道持分を持つ便益・メリット
私道負担があれば、道路利用の権利を主張する根拠になります。経験上、私道の持分はあったほうがいいというケースはゴマンと見聞します。利用権が著しく制限されると窮屈な思いをすることになるでしょう。いわば、私道負担があるメリットは負担がない場合の反対ですので、詳しくはリンク先の「私道持分がないこと」もご覧ください。

道路に持分があるといっても、全体のなかの比率で表示されるケースと、「道路のなかの一定のこの部分」というカタチで特定の位置を持っているケースがあります。後者の場合は、私道持分を有していても、通行承諾・掘削承諾を得なければならない場合がありますが、道路の持ち分を有していれば、物件の安定度は著しく高まるといえます。他の所有者が悪意で通行・掘削の不承諾をしようとしても、むやみに通行不承諾、掘削不承諾をすれば、将来の喧嘩の種になることは必定です。ひいては復讐の可能性があります。また、裁判をすれば負けます。そのため、通常はそのような動きをとること考えづらいとされています。

デメリット
整備負担
私道の持分があれば、道路の所有者ですので、整備負担が、持分の分だけ負担しなければならない可能があります。たとえば、道路のアスファルトの劣化で、将来の舗装しなおしなどの負担です。下水道の破裂などの修理があれば、持分比率で対応する必要があるかもしれません。