骨組(構造)について関係者の打合せへ!

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日、とある家づくりのため、関係者で集まって、打合せがありました。

間取り図のようで、そうでもない。

何やら、不思議な図面ですよね。

こちら。

プレカット図という図面の一枚なんです。

プレカットって?

と思われる方も多いかなと思いますので、

少し説明しておきます。

木造の家って、昔からのイメージだと、棟梁さんがいて、

その人が、運んできた木材を、大工道具使って加工して、

少しずつ、家が建てていく感じ。

最近では、一般の方でも、さすがにそんな風に出来上がる

とは思ってなくて、材料を運んできたら、それをくみ上げていく。

そんな風には思っていただいてると思います。

昔現場で大工さんが加工していたプロセスを

事前に工場で加工してくるんですけど、それを「プレカット」といいます。

もちろん。

工場で、大工さんが加工するのではなくて、機械を使って加工します。

その機械を動かすための図面が、プレカット図といわれてるんです。

一枚目の画像は、その図面に一枚です。

弊社の場合は、基本的に、構造計算と実施するので、

全ての家で、構造図面というものが存在しています。

それで建てれるんじゃないの?と思われるかもしれませんが、

その構造図面を読み解いて、プレカット図に落とし込むことが必要です。

ただ、単に落とし込むだけでなくて、部材同士の細かな取り合いが

しっかりとキレイに納まるのかを検討しないといけません。

その検討をする中で、細かな内容ですが、変更があったりするので、

それを、構造上問題ないかを構造設計者に確認しながら進めます。

ここで決めた内容のまま、材料が加工されて、現場に入ってくるので、

不整合や間違いがあってはいけません。

なので。

じっくりと、しっかりと、みなで確認していく流れとなります。

設計者として意図を伝えて、納まりを検討しながら、

そこにいる関係者が頭で3Dを描きながら、イメージを共有する感じ。

ここでのプロセスが、建て方の時に、とても役に立ちます。

いずれにしても。

構造に関係するところですので、間違いないように、

最善の注意を払いながら、打合せしてきました。

そうそう。

昨日、とある家づくりで、資金の関係のすり合わせをするため、

お客様とFP(ファイナンシャルプランナー)と打ち合わせしてきました。

ちょうど先日、工事の金額が確定したところ。

これから、住宅ローンの関係の手続きをしていくことになるのですが、

その前に、立替払いとなる、自己資金の金額であったり、

支払のタイミングだったり、銀行さんに融資のタイミングだったりを

皆で共有するプロセスでした。

この辺が曖昧だと、契約時や着工時に混乱するので

しっかりとすり合わせと準備が必要です。

いろいろお話しながら、問題なく、進めていけそうだ

ということで、話をスムーズに進めていくことができました。

こちらの家づくり。

いよいよ!といったところです。

楽しみでしかないですね。