内部のドアを比較してみると。

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

ミニマルなデザインです。

LIXILのラフィスというシリーズの内部ドアですね。

サラッと見せていますが。

実は、よく見ると、よく見るドアとは違っています。

一つ目は、ドアの高さ。

最近は、こちらのように、天井まで高さのあるドアもあるんです。

ドアを開けた時に感じる開放感が、何ともいえません。

もう一つは、ドアの周りにある枠。

通常であれば、両サイドと上に25mm程度の枠がまわります。

画像をご覧いただくとわかる通り、その枠が見当たりませんよね。

たった、それだけなんですが、かなりスッキリ見えます。

ちなみに。

枠のあるドアで、色を全て白くすればいいんじゃない?

と思われた方がいるかもしれません。

もちろん。

それでも、スッキリとして見えますよ。

ただし、ここまで洗練された印象にはならないんです。

ちょっとした違いなんですけど、見え方は大きく違ってきます。

こういったスッキリとミニマルな建具はLIXIL以外でもあります。

PanasonicのVeritisPlusシリーズや神谷コーポレーションなんかは、

同じようなスッキリデザインですから。

特に。

神谷コーポレーションは、内部の建具をメインにしたメーカーで、

ハイドア+枠なしドアの元祖に当たるメーカーなので、

いろんなノウハウが蓄積していて、製品として、よくできています。

見た目だけでなく、機能的にもです。

ご興味ある方は、ググってみてください。

そうそう。

建具を壁に馴染ませて、その存在感を消して、

スッキリ見せるというのもいいのですが。。

逆の発想だっていいと思いますよ。

正面奥に見えてる建具。

なんと。

原色のイエローです。
ここまでパキッとした色を使うとなると、センス問われるかも(笑)

キッチンの方を見ると、その一角に、この黄色が

アクセントとして効いてるわけです。

壁紙やタイルなんかで、壁面にアクセントをつける方が多いのですが、

こんな位置関係に建具がある場合には、こんな使い方もありですね。

ちなみに。

こちらも、先ほど同様、ハイドアで、枠がないので、

見た目はスッキリしているのではないかと思います。

こちらは、主要メーカーで主流の建具ですね。

一枚目と比較するとわかりやすいと思いますが、

建具の周りに、木目の枠がありますよね。

建具と色柄を揃えると、ある程度まではスッキリ見せれますが、

ドアを開けているときに、その枠が残るので、その辺でしょうか。

それを想定して、最近では、建具は木目等で、

枠が白という組みあわせもよく見かけます。

枠は壁に同化させて、建具だけを引き立たせるという意図です。

それも一つの方法ですね。

それと。

ドアの高さが、ちょっと微妙ですね(笑)

天井まであるわけでもなくて、壁がたくさんあるわけでもない。

もし、やるのであれば、標準高さ(2mほど)か、

天井までにするかのいずれかがオススメです。

中途半端に壁が残ると、間違えたのかなという感じになりますから。

内部のドアにもいろいろあるんですよね。

実物見ながら、インテリアの方針決めながら、

自分らしくセレクトしただけるといいなと思います。