リビングのソファを考え直す!

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

開放感のあるLDKですよね。

大きな窓に面していると、視線が抜けていくので、広がり感じます。

ちなみに。

大きな窓だからこそ、しっかり断熱性能の高い窓にすることを

オススメしておきます。

それはさておき。

今日は、先日、お客様との打ち合わせで話題になったことについて。

その内容は、ソファについてです。

リビングで、インテリアの雰囲気を決定づけるものといえば。

そう。ソファですよね。

何人掛けなのか。

どんなカタチにするのか。

背もたれが低いタイプか高いタイプか。

素材を革にするのか布にするのか。

どんな色にするのか。

クッションが堅いタイプか柔らかいタイプか。

いろんなセレクトの幅があったりします。

家具の中では、主役級なので、しっかりセレクトしておきたいところ。

部屋の大きさとのバランスって大事ですから。

スペースに納まるからといって、大きすぎると窮屈ですし、

小さすぎると、殺風景になったりするので、

しっかり相談して決めてください。

それともう一つは、素材と色ですね。

ソファをアクセントにするのか、周りに馴染ませるのか。

いろんな考え方がありますので、自分にフィットしたセレクトを

していただければと思います。

そうそう。

話がどんどん逸れてしまいましたが(笑)

お客様と話題になったのは。。

そもそもソファが必要なのかってことです。

そのご家族は、基本的にダイニングで

家族の時間を過ごされるとのこと。

なので。

リビングにソファどころか、リビングがなくてもいいかも。

見た目変ですかね?そんな内容でした。

リビングでTVを見ながら、家族団らん。

そんな暮らし方も、もちろん素敵なんですが、

ダイニングで家族の団らんがあってもいいですよね。

少し違うんですけど。

こちらは、リビングとなるスペースに、造り付けの掘りごたつ。

大きなテーブルを囲んで、家族が時間を過ごします。

食事するのもよし。

畳に寝っ転がるのもよし。

縁に座って日向ぼっこするのもよし。

ソファだと座れる人数や場所が限定されますが

こちらの場合は、ずいぶんと自由度が高くなりますよね。

ただし。

造り付けなので、移動はできません。

家族が、リビングのいろんな場所で、スタイルで過ごせるのは

魅力あるカタチかもしれませんね。

こちらは、どう感じましたか?

はい。

無印のビーズクッションですね。

自由に移動ができるので、LDKのどの場所でも過ごすことができますね。

冬の寒い時期は、日当たりのよい場所へ。

夏の暑い時期は、日差しの当たらない北側エリアへ。

しかも。こちらの家のように、肌ざわりのよいラグが敷いてあると、

クッションすらなくても、ゴロゴロできますよね。

先ほどの掘りごたつより、相当自由度はあがりますね。

お子様が小さいうちは、ちょっと大きめのおもちゃで遊んだりできるし

それこそ、鬼ごっことか、鉄棒(室内用)なんかで運動もできたりします。

リビングからソファをなくて見たりすると、

別の暮らし方が見えてきますよ。

当たり前にあると考えているもの。

それを改めて問い直してみたりすると、新たな発見があったりします。

家づくりをきっかけに、暮らし方を考え直してみるのもオススメです。

今までどうだったのかも大事ですが、将来どう暮らすのかは

もっと大事ですからね。