基礎工事の検査から設計打合せへ

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

とある家づくりの現場です。

昨日、炎天下の中、基礎の工事をしてくれていました。

基礎の工事は、全く日影がないので大変です。。

そんな状況でも、コツコツと作業してくれている職人には、

ほんと頭が下がりますね。

昨日は、整然と並んでいる鉄筋の検査でした。

鉄筋の検査といっても、太さとかじゃないですよ。

鉄筋コンクリートって、その言葉通り、

鉄筋とコンクリートが一体になって初めて強度が担保されます。

コンクリートを打つ前に、鉄筋(並んでる鉄の棒)の

太さや本数、そのピッチを検査しておく必要があるんです。

それって、どう決まってるのか?というと、構造計算ですね。

どこに、どれだけの力がかかって、それに耐えるために、

その鉄筋の量が違ったりするんです。

その図面に記載された内容全てを確認していきます。

ちなみに。

構造計算しないケースもあったりしますが、その場合は、

全て同じ鉄筋量だったりするので、すぐにわかります。

それで大丈夫なのか?と聞かれると。。。

法的な規制はありませんので、設計者、施工者の判断です。

私は根拠のない状態は好ましくないと思ってるので、

構造計算を実施し、それをもとに工事、検査をしています。

ちなみに。

一枚目の画像をご覧になって気が付きました?

そう。

床面に並んだ鉄筋が、手前と奥でピッチが違いますよね。

諸条件で違うので、一概には言えないのですが、

構造計算してると、こんな風に床面の鉄筋のピッチが違うことが

よくあります。

これから家づくりをされる方は、意識してチェックしてみてくださいね。

というか、そもそも、計算してるのかがポイントかもしれませんが。

大事な家づくりなので、しっかりと堅実に工事したいですね。

夕方から、とある家づくりの打ち合わせがありました。

こちらの家づくりは、実施設計という詳細設計の最終章。

前回、詳細な図面をもとに、いろいろ確認させていただいて、

その内容を盛り込んだ、最終図面を提示させていただきました。

前回の打合せで変更になった点を、一つずつ確認していきます。

限られた時間の中でしたが、しっかりお話できました。

事情があって、珍しく、急ぎ目のスケジュールでの実施設計

となりましたが、何とか、とりまとめができました。

こちらをまとめて、現場へ提示。

それをもとに、工事を進めていっていただきます。

設計内容を確認する。

それって当たり前でしょう?と思われるかもしれませんが、

意外にも、細かく説明されないケースもあるそうです。

しっかり内容把握して、家づくり進めることがオススメです。

だって。

大事な大事な家づくりですから。