住みにくい家

ユーザー ARKSTUDIO一級建築士事務所 茶之木宏次+羽木みどり の写真

住みにくい家

住みにくい家とはどのような家でしょうか?
以下のような問題は設計の工夫で住みにくさは解決できます。

基本計画が悪く、求められる機能を満足できないもの

1. 必要な用途の床面積が取れていない家
―作業するのに狭すぎる台所など
2. 収納計画が出来ていない家
―必要な場所に、適切な収納が取れてないなど
3. 動線が考えられていない家
―家事をするのにあちこち動き回らないといけないなど
4. 断熱性能が劣る家
―冬寒くて夏熱いなど
5. 風通しの悪い家
―窓を開けても風が入らず、直ぐ空調機に頼らざるをえないなど

周りの環境との調整、配慮が出来ていないもの

6. 日光の入らない家
―昼間から照明を付けないと暮らせないなど
7. 窓からの眺望が効かない家
―窓の前に隣の家の壁が近接しているなど
8. 外部からの視線を遮れない家
―外から家の中が丸見えで、いつもカーテンを閉めておかないと暮らせないなど

心の住処をつくれていないもの

9. デザイン的なバランスが取れていない家
―建物を構成する材料の質や色、触感の配慮が足りないので、違和感があるなど
10. 家族の性格に合った間取りが出来ていない家
― 家族との適切な距離感が取れないなど
11.外部の騒音や防音対策が出来てない家
  ―車の音や近所の音がうるさく静かに暮らせないなど
12. 家の内部に自然の豊かさを取り入れられない家
―木々の緑も、空も、風も感じられない息の詰まるような空間など