基礎工事の時のチェックポイント!

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日、とある家づくりの現場打ち合わせへ行ってきました。

こちらは、ちょうど基礎の工事が進行中です。

先日鉄筋の検査をして、床面のコンクリートを打ったところ。

これから、基礎の立ち上がりをつくっています。

このプロセス。

現場に任せておいてもいいんじゃない?と思われるかもしれませんが、

実は、とっても大事な工事があるんですよね。

それは、こちら。

どこをポイントに見ていいのか(笑)

二列に並んだ、鉄の板から飛び出ている棒がありますよね。

長いのと、短いのとあると思います。

これ。

アンカーボルトっていいます。

このボルト。

木造の建物では、とっても重要な役割を担っているんです。

木造の建物って、全てが木でできているわけではありません。

地盤の接する基礎は、鉄筋コンクリートでできていますよね。

鉄筋コンクリートと木造部分って、そもそも素材が違うので、

一体にはなりません。

例えば。

全て鉄筋コンクリートでできていれば、

コンクリートによって、一体になりますよね。

異素材なので、当たり前ですが、一体にはなりません。

木造部分に、地震や台風で横から力がかかると、

浮き上がろうとする力が働きます。

基礎と木造部分が、しっかりくっついていないと、

浮き上がろうとする力がかかった際、外れてしまいます!!

そこで。

鉄筋コンクリートと木造部分を緊結する必要があります。

その緊結するための役割を担うのが、アンカーボルトなんですよね。

このボルトは、基礎のコンクリートに埋まっていないといけないので

この段階で、そのボルトが適切に入っているのか確認しないと

いけません。

ということで。

昨日、全ての箇所の全数のアンカーボルトをチェックしてきました。

施工者、現場監督、私の三者で、しっかりと。

チェックして、指摘はないほど、しっかりと工事してくれていましたが、

人がやることなので、複数の目でチェックしたいです。

こういった検査は、徹底してやるようにしています。

私の基準は、自分の家だったらどうチェックするのか?

にあります。

お客様の家ではあるのですが、他人ごとではなくて、

自分の家だったらどうなのかという視点をもとに、現場のチェックをしてます。

だって。

大事な大事な家づくりですから。

甘えは禁物です!

みっちり検査した後は、遅ればせながら昼食へ。

炎天下でのチェックだったので、汗だく。。。

ということで、涼みながら、食事をしました。

その後。

次の予定まで時間があったので、そのまま、そこでデスクワーク。

何だか、とても、はかどりました(笑)

しかし。

現場で毎日暑い中工事してくれる職人には頭下がります。

感謝ですね。