玄関先に何を飾る??

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

マンモス。ですよね。

その足元には、カメレオンでしょうか。

動物たちの奥には、皿の花瓶ですかね。

カウンター上に敷かれたマットで、動物と静物を区分けして、

各々の世界観を、うまく、同時に表現できています。

こちら。

とある家の玄関先に飾られたオブジェたちです。

スペースに対して、大きすぎず、小さすぎず。

ギュウギュウに詰め込むわけでもなく、

間を生かした日本的な感性を感じますね。

玄関先って、自分たちだけでなく、来客との接点にもなりますので、

こういった展示できるスペースがあれば、しっかり演出したいところ。

なにかルールがあるわけでもないので、

基本的には、自分たちの好きを表現すればよいと思います。

でも。

いろんなお客様の玄関先を拝見していると、

ある意味、お客様らしさが詰まった場所であることが多いかもしれません。

一枚目のお客様。

とある陶芸の有名な町の方で、その地元の陶芸について、

とても精通してらっしゃいます。

若手から熟練の陶芸家の作品を、たくさん所有されていて、

その中から、お気に入りを展示されているそうです。

展示の仕方含めて、とても完成度が高くて、

お客様のセンスがにじみ出ていると思います。

こちら。

少し小さくて見えにくいかもしれませんが、

季節の飾りものを展示されていますね。

季節によって、いろいろと変化させています。

こちらは、あまり主張しすぎないように配慮しながら、

季節を感じられる展示になっています。

派手な感じではなく、控え目で、

でも、大事なポイントは押さえている。

そんな印象なのですが、こちらのお客様らしい見せ方です。

クリスマスの時期に近い時に、撮影させていただいた玄関。

トナカイやサンタクロースの小さなオブジェを見るとわかりますよね。

手前に見えているオブジェは、季節ものですが、

それ以外は、お客様のお気に入りのものなんだそうです。

大きさがバラバラの3つのフレームが、整列しているわけでもなく、

壁に掛けてあるわけでもなく、無造作な感じで配置されてます。

もちろん。

適当に置いたわけではなくて、バランスみながら配置されています。

一つのフレームに、お気に入りの絵画や写真を展示するのよいですが、

こんな風に、いろんなフレームを組み合わせて見せるのも面白いです。

それに、奥にあるドライフラワーが、これまたいいアクセントになってます。

全体的に、ナチュラルで明るい木目で統一されているせいか、

とても優しい雰囲気ですよね。

配置されたオブジェまで、しっかりと素材感や質感がまとまっているのは、

お客様らしい感性だなって思いますね。

家全体も、こういった空気感ですから。

来客の目に触れることもある、玄関先の飾りつけ。

いろんなやり方はありますが、自分たちの感性を信じて、

自分たちらしい組みあわせができるといいなと思います。

建築部分だけでなく、こういった雑貨まで、

いろいろこだわってみるのも、暮らしを豊かにしてくれるので、

オススメです。