オーダーキッチンを採用するのは?

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

木製のキッチン。

スタンダードな一つのキッチンとして、以前から人気はありますが、

ここ数年、さらに見かける機会が多くなりました。

引き出しの扉が、無垢材(中まで本物)なのか、突板(表面は薄い本物)、

木目をプリントしたシートなのか。

その素材によって、風合いや質感が違ってきます。

当然ですが、本物はどうしても割高にはなりますが、長い目で見ると

その色合いの変化が楽しめますし、傷なんかがついても

どこまでも本物なので、安心ですよね。

だからといって、シートタイプにもいいところはあります。

色合いが大きく変化しないので、できた当初のイメージを継続できます。

しかも、シート素材なので、汚れがササっとふけるのも魅力ですよね。

キッチンは他のスペースに比べると、汚れになるモノが

周りにあったりしますから。

キッチンに何を求めるのか。

それによって、その人に最適なキッチンは違ってきます。

いろいろ比較検討しながら、決めてくださいね。

昨日、お客様と、木製のオーダーキッチンの製作をしている

会社へおじゃましてきました。

前回、ザクっと要望をお伝えして、計画案と見積書を提示していただいて

今回は、その次の打合せで、二回目になります。

事前に、追加の要望をお伝えしておいて、変更案を作成して

おいていただいたので、とても、合理的でした。

こちらのキッチン。

詳しくはお伝え出来ないのですが、とっても珍しいデザインなんです。

きっと、今までに見たことないと思います。

「オーダー」キッチンだからこそ、実現できるんですよね。

通常、主要メーカーのキッチンでセレクトする場合は、

ある程度、決められた規格があって、その中の組みあわせます。

なので。

個性的なキッチンにするとしても、どこか、他と似た感じにはなります。

規格なので、当たり前なんですけど。

その規格から外れてしまうようなことをしたい時には、

オーダーキッチンがオススメです。

いろんなことが自由になりますから。

ただ。

やりたいことがないのに、オーダーにしても、

かけた費用だけの良さを感じられないと思います。

なので。

まずは、規格型のキッチンで、やりたいことができるのか。

それをしっかりと確認しておくとよいと思います。

昨日打合せたキッチンは、その意味では、

全くもって、規格型のキッチンではできないため、

オーダーである必然性は高いですね。

話は戻りますが(笑)

打合せでは、事前に用意した資料をもとに、

キッチン屋さんから、気になる点について、問いかけがあって

それにこたえていく、お客様から気になる点を伝えるといった感じで

コミュニケーションをとりながら、和やかに、楽しみながら

打合せを進めることができました。

お客様こだわりの、木製オーダーキッチン。

まだ図面も仕上がっていませんが、今から楽しみで仕方ないです!

午後は、とある家のフルリノベーションの打合せでした。

前回までに、リノベーションの内容を概ね決めていただいて、

その内容で、見積をとりました。

昨日は、その見積をお持ちするプロセスだったんです。

要望をほぼ全部取り入れた、モリモリモリの内容だっただけに、

かなりの金額になっていたので、皆で見て、ビックリ。

といっても、悲観的な空気にはならず。

さて。どうしていくか?といった感じになりました。

「確かに、これあるといいけど」

「なくても困らないかも」

「これは、毎日使うし、それがあるなしで生活が違ってくる」

「ないと困るから、残す」

そんなやり取りをしていきました。

このプロセスで大事なのは、この家づくりで

本当にしたいことを発見することなんです。

なので。

前向きに捉えながら、ご自身やご家族としっかり

お話しながら、意思決定をしていただきたいと思います。

(そういう意味では、昨日はいい形でした)

さて。次回どうなるか。

これまた、ある意味楽しみです。