玄関やポーチ床に使うタイルって?
とある家の玄関先です。
どこに目が行きました?
レッドシダー?ガルバの外壁?
ウッドデッキ?ガレージ?
ブラケット照明?
この一つの画像の中に、お客様のいろんなこだわりが
盛り込まれてます。
こんな風に、建築家らしさでなく、お客様らしさが
家にはあふれていてほしいといつも思っています。
それはさておき。
今日の話のポイントは、床タイルについです。
一枚目の画像の家の床タイル。
どう感じましたか??
こちら。
名古屋モザイク工業さんの、ラバーニャという製品です。
タイル一枚の中に、濃淡だけでなく、グレー系と茶系の色合いが
混ざってますよね。
濃淡だけでも、結構な表情にはなるのですが、
色までムラになってると、すごいですよね。
タイル一枚で表情のあるものを組み合わせると
これだけのムラ感が生まれます。
このムラ感。
結構好みが分かれるので、事前に事例やショールームでサンプル
等をしっかりとチェックしてから、採用してくださいね。
そうそう。
こちらで、もう一つ面白いのは、張り方です。
横長のタイルを、目地を遠さず、互い違いに張っていますよね。
この張り方のおかげで、よりムラ感が強調されてます。
(目地が通っていると、整然とした印象になるので)
こちらはどうですか?
タイル自体に、色ムラはないですよね。
でも。
タイルの柄が印象的ですよね。
こちらは、ノールという名前の製品。
よく見てみると、白や黒の斑点が大胆に模様になっています。
その斑点のおかげか、まるで、天然石かのような表情を
創り出してくれています。
タイル一枚だけみると、その斑点が強烈すぎて、
採用するのか迷ってしまうほどなんですけど。。
意外にも、大きな面積で、たくさん張ってみると、
その表情は、ほどよい表情になってくれています。
どちらかというと、大きな面積に採用すると、
その良さが発揮されるタイルかなと思います。
こちらはどうですか?
パッと見た感じですと、まったく表情のないフラットなタイルですよね。
でも。
タイルなりのちょっとした表情は、あったりします。
ちょっとした濃淡ですね
シンプルモダンな家だから、あまり表情のないフラットなタイルがいい。
と言いながら、控え目なタイプをセレクトすると、
シンプルを通り越して、フラットすぎるケースも。
ムラや表情があればいいということではないのですが、
せっかくのタイルですので、ちょっとした表情はあってもよいかなと思います。
もしフラットに見せるのであれば、目地の色合いも一緒にして、
ひとまとまりに見えるくらいがよいかもしれませんね。
玄関やポーチの床にタイルって、よく採用されます。
ほんと、いろんな種類のタイルがあるので、
カタログで、ショールームで、じっくり比較検討しながら、
自分らしいタイルをセレクトしていただけるといいなと思います。