設計事務所選択基準

ユーザー ❨株❩アトリエ Y&R 栗城裕一 の写真

設計事務所の選択という記事も書いていますが、もし自分が依頼する立場だったらどういう基準で判断するだろうかと考えてみたいと思います。
人はまず会ってみるとその人の佇まいや顔の表情などから、この人は自分と合うかあわないかという直感のようなものが働きますが、これは結構大事ですね。着ているものの趣味なども影響するかもしれませんが、話し方も重要でしょう。そして、岸田総理ではありませんが、話をよく聞いてくれることはとても大事です。そしてそれに対して応える情報の開示、提案が重要になります。その情報の説明から依頼人に判断できる環境づくりをしてくれる人はいいなあと思います。自分で判断できない時に的確にアドバイスしてくれて、自分の希望に対していろいろ検討してくれて暮らし方、生活の仕方を少し変えればこんなことも可能では?などと提案してくれるとありがたいなあと思います。現在の生活環境から類推してどういうようにしたらよりよい環境が作れるかを想像(創造)してくれるといいなあと思います。ですから、まず、自分の住んでいるところをみていただいて、いろいろアイディアを練ってもらいたいと思います。いろんな無理難題のような希望にも無下に切り捨てずに検討をしてくれる人はすばらしいなあ、などと想像します。建築するのは初めてであるということを十分に理解してくれて、全体の流れなども丁寧に説明してくれるといいですよね。高名な建築家になると、ほとんど設計説明はなされずにいきなりこんな家ですと言ってくる人もいますし、自由な暮らし方を理解しない人もいます。このような設計者とのかかわり方は、ほとんど宗教のようなもので、一般的ではありません。少なくとも私が依頼人だとしたらこのような人はお断りですね。