木目の天井はレッドシダーがいい?
とある家のLDKですね。
このブラックのキッチンを見て、パナソニックでしょ?
と思われた方。マニアですね(笑)
今日はキッチンの話ではありません。
その奥に見えているリビングダイニングの天井について。
勾配天井(斜めの天井)に、豪快に張ってあるのは、
レッドシダーという木材です。
とても人気がありますね。
レッドシダーの特徴は、この色ムラにあります。
白い部分と赤い部分とが混在してますよね。
並べてみたりするとわかるのですが、結構な色幅だったりします。
せっかくある色ムラなので、それは生かしたいですね。
そのためには。。
しっかり意図して張っていくことです。
梱包を開けてそのまま張っていくと、同じような色が
変に集まってしまったりして、あまりいいムラになりませんので。
先日、とある現場の大工さんなんかは、
梱包を開けて、一度全て出して、4色くらいに振り分けて、
かなり意図的に選定して張っていましたから。
そういった配慮が大事ですね。
また、木材は透明の塗装をかけると、木目がハッキリするのと
色があざやかになりますし、手入れもしゃすくなるので
しっかり塗装しておきましょう。
また、レッドシダーは、どちらかというと、和な空間ではなく、
モダンなデザインに合います。
単にレッドシダーがいいということでもなく、
自分が求める方向性に合わせて、決めていくといいですね。
![](https://kentikusi.jp/dr/sites/default/files/styles/w700/public/%E3%83%98%E3%83%A0_R.jpg?itok=0lfoe5ZU)
こちらはどう思いました?
先ほどに比べると、ずいぶんと木目のムラが少なくないですか?
こちらは、木材ではありますが、レッドシダーではありません。
ヘムという樹種になるんです。
レッドシダーとは違って、極端なムラがなくて、
とても大人しい色幅の樹種なんです。
透明の塗装をしても、少し濃くなるくらいで、
これくらいの色合いでしょうか。
かなり淡いトーンのインテリアでまとめたいという方であれば、
レッドシダーよりヘムがオススメ。
ヘムは、木目もおとなし目なのも特徴の一つですね。
![](https://kentikusi.jp/dr/sites/default/files/styles/w700/public/%E6%9D%89%E6%9D%BF.jpg?itok=MQrqOFgW)
こちらは、国産杉の天井になります。
木目がハッキリしてますね。(板目っていいます)
こういった、年輪みたいな木目柄がお好みであれば、
国産杉がいいかもしれません。
よく、和風や和モダンなインテリアの天井に、
国産杉の天井はよく使われます。
不思議なんですけど、和風にはフィットしますね。
ちなみに。
三枚目の写真は、節がない杉板なので、相当金額が高いです。
もし、国産杉を採用するということであれば、節があってもいい!
と思える場合の方がよいでしょうね。
節のある杉板だと、ログハウスのようなナチュラルな雰囲気。
そういった雰囲気が御好みでしたら、節ありがいいですよ。
ということで。
木材をつかった天井って、レッドシダーだけじゃないんです。
ヘムや国産杉なんかもあります。
自分の好きなインテリアに合わせて、最適な樹種を選んで
いけるといいと思います。