家づくりの条件や好みが変化したら?

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日は、空気は冷たかったのですが、

この青空で、日差しもあって、ほどよい空気感でした。

といいつつ。

冬ですから。それなりの寒さではありましたが。。

昨日、とある家づくりの打ち合わせへ行ってきました。

こちらのお客様。

とても眺望のいい閑静な住宅街の一角が敷地です。

お若いころに、今のご自宅を建てられて、

これまでご家族で暮らしてこられましたが、

お子様がみな結婚されて独立。

そこで、ご夫婦お二人で暮らす、終の棲家を。

ということで設計をスタートされました。

敷地は、とっても広いのですが、とても厳しい法規制が

かかっています。

建ぺい率30%ですから。

敷地の3割しか使えなくて、緑化の規制もあったりします。

だからこそ、閑静な住宅街なんですが。

お二人で暮らすということであれば、全然問題なさそうですが、

大きなガレージが必要なので、その分、建ぺい率がロスします。。

そう思うと、そんなに家に面積を割くことはできません。

それでも、客間やLDK、寝室やパーティールーム

なんかは、最低限確保できました。

ところが。。

海外に暮らしていた娘様御家族が、急に戻ってこられて、

諸事情から、4年間一緒に暮らすことになったんです。

もちろん、大歓迎ではあるのですが、

遊び心のある空間は、一切なくす方向へ。

ただし。

将来的には、お二人での暮らしになるので、

その辺も視野に入れて計画していくことが必要です。

そこに、むつかしさがありますね。

それでも。

年末のお休み入る前に、計画案を作成して、御提示。

普段かなりお忙しいのですが、この休みを使って

しっかりとご検討いただけたようです。

昨日、その結果をうかがうタイミングだったんです。

もう少し修正は必要ですが、いい流れになりそう。

そんな風に、家づくりをしていく中で、こちらのお客様みたいに

条件が変化されていくことだってあります。

デザインの好みが変わることだってありますから。

私は、そういった変化は、あって当たり前だと思っているので、

柔軟に対応させていただいてます。

特定のデザインを得意とする設計士さんの場合には、

その変化に追従することができないケースもあるようです。

その辺は、しっかりと、ご自身の好みや性格なんかも踏まえて、

家づくりのパートナーを選定されるとよいでしょうね。