棚板や階段をつくるときにいい素材って?
タモという樹種の集成材です。
野球のバットによく使われることからわかりますが、
とても堅くて、粘り強い樹種になります。
ということで。
造り付けのカウンターや重たいものを載せるための棚板なんかに
よく採用します。
なんだ。家具かぁと思ったかもしれませんが、
もっとすごいところにもよく採用していました。
そうなんです。
こういった木製のスケルトン階段をつくる時に、よくタモ材を使います。
踏み板だけじゃなくて、それを支えている
斜めの部材も、同じです。
この階段。
見た目からは、のぼりおりする際に、振動しそうですが、
いやいや、びくともしませんから。
安定感抜群ですよ。
しかも。
堅い樹種なので、傷なんかもつきにくくて、メンテもいいですから。
いうことなしです。
木目については、好みが分かれますが、
ハッキリとした木目になるので、おとなしい感じが好みですと、
少し違ってくるかもしれませんね。
ここまで書いてくると、木目の風合いが好みであれば、
すごくいい樹種じゃないかと思いますよね。
もちろん。
使う側からすると、とてもいいんですが。。
堅さゆえに、加工がしにくく、大工さんからすると
なかなか扱いにくかったりします。
どこもかしこも、タモにするということでもなくて、
軽いモノしか置かない場所であれば、少し柔らかめの
樹種にするなど、適材適所で採用してもいいですね。
ただし。
となり合わせになるような場所で、樹種を変えると、
見た目に違和感を感じることもあるので、
その辺は、しっかりサンプル確認したり、
プロと相談しながら進めてくださいね。
そうそう。
一枚目のタモ材は、とある家づくりの現場のワンシーン。
昨日、定例の打ち合わせがあって、その際、
ちょうど、カウンターのような位置にあったので、
打ち合わせの机として使いながら、話しました。
もちろん。
そこで、書き物したりはしていませんよ(笑)
大事なものですからね。
工事はしっかりと着実に進行中。
週末に、お客様と一緒に見学予定なので、
楽しみです!
午後は、とある家づくりの打ち合わせへ。
昨日は、見積書を御提示するプロセスでした。
設計スタートした時の金額からすると、
工事金額はアップしていました。
いろいろとこだわりがあって、その辺でのアップがあったり、
各メーカーの値上げや素材の価格のアップに関連した増加もあったり。
その辺を、金額御提示しながら、説明しました。
さて。どうしたものか。
ということで、私が思いついた減額案を御提示
いきなり採否を決定はできませんので、
次回までに御家族でも検討していただくことにしました。
ついネガティブにとらわれがちなプロセスなのですが、
そうでもなくて、この家づくりで、何を大事にするのかを
見極める、ポジティブな側面が強いと思います。
これは譲れない。
それを明確にしていくことなんだと思います。
ということで。
こちらのお客様も、来週まで、じっくりと時間かけながら、
御家族で、いろいろとご相談していただきます。
次回、その話し合いの内容をもとにして、
じっくりとお話しながら、すすめていこうと思っています。