敢えて白いキッチンを選んでみる!

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

白いキッチン。

清潔感があって、素敵ですよね。

最近では、木目だったり、セメントのようなムラのある質感が

人気はあるのですが、だからこそ、敢えて白を選択するのも

いいかもしれませんよ。

一枚目の画像をご覧になって、すぐにメーカーがわかった方。

きっと。キッチンマニアですね(笑)

そうです。

パナソニックのキッチンで、ラクシーナというシリーズです。

横並びの3口の調理器具は、このメーカーだけなので。

凹凸がなくて、スッキリとしたハコ型ですし、

天板の厚みも、かなり薄く仕上げられています。

少しツヤのある白い面材を採用しています。

そのハコ感を出すのに役立っているのは、

床との接点を細くすることで、宙に浮いたようなデザインを

採用しているところですかね。

主要メーカーのスタンダードなシリーズで、しかも、

白というベーシックな色合いながらも、しっかりデザインされて

見えるのは、なかなかよいですね。

こちらも白いキッチンですよね。

一枚目のキッチンと比べて、色は白で同じなのですが、

つくりだしている雰囲気が、全然違うのって気がつきましたか?

大きさが違う?

もちろん、それもありますが、それだけではありません。

よくご覧ください。

面材がフラットではありませんよね。

一枚一枚に、凹凸がついてます。

凹凸というと野暮ったい表現ですが、こちらは框といって、

いわゆる装飾ですね。

框をまわすことで、クラシカルな印象に変身するんです。

最近は、シンプルやミニマルなデザインが主流になってますが、

こういった装飾をまとうデザインも新鮮で素敵に仕上がりますから。

それと。

ハンドルが弓型なのも、雰囲気作りに大きな影響を与えています。

ちなみに。

ツヤのある、こちらの面材は、ピアノの同じ鏡面塗装で

仕上がっているので、とんでもなく平滑で、美しいです。

こちらは、セミオーダーのクチーナというメーカーによるもの。

ある一定の規格はあるものの、選択の幅が広くて、

自分だけのキッチンをつくることもできますよ。

もう少し下を見たアングルだとよかったのですが(笑)

こちらも、白いキッチンになります。

面材、天板ともに、マットな仕上げになっていて、

今の時代の感性をしっかりと取り入れています。

ミニマルなデザインを志向していて、

かなりスッキリとしたキッチンに仕上がってます。

天板に採用してるのは、よくある人工大理石ではなくて、

セラミック素材で、汚れが付きにくく、堅くて、扱いやすいのはいいですね。

天板は、相当厚みを抑えられるので、シャープに仕上げれます。

ちなみに。

主要メーカーのキッチンでは、白いセラミックは

あまり取り扱いがありません。

理由は、汚れのことでしょうかね。

白は汚れるという印象が付きまといますが、

セラミックであれば、あまり気にならないかもしれませんね。

三枚目のキッチンは、フルオーダーのキッチンです。

主要メーカーやセミオーダーではできないカタチや

素材を取り入れることができます。

自分だけのオンリーワンキッチンを実現しやすいでしょう。

三つの白いキッチンをご紹介してきました。

白いといっても、面材の形状や光沢感、ハンドルや

天板の厚み等、いろんな選択肢があって、

それらの組みあわせで、いろんなキッチンを実現できます。

白いキッチンであれば、時代の流行に影響されず、

いつも新鮮味のあるキッチンが実現できます。

一つの選択肢として考えてみてはいかがでしょうか?