たかがドア。されどドア。
昨日、とある家づくりの打ち合わせで
内部のドアについて、話題になりました。
お客様が求めていたのは、開放感とスッキリ感。
その説明のため、お客様との話の時に、スマホからお見せした
一枚目の画像。
たかがドア。されどドア。
なんです。
右と左で、色は似ているものの、画像から感じる雰囲気が、
ずいぶんと印象違いますよね。
右は、開放感ありませんか?
(誘導してるわけじゃないですよ(笑))
内部のドアが、天井までなのか。
ドアの上が壁なのか。
その差で、ずいぶんと感じ方が違いますよね。
この天井までのドア。
以前は、神谷コーポレーションとい会社くらいだったのですが、
最近は、ほとんどの主要メーカーで、取り扱いができるようになっています。
開放感といいつつ。
ドアを閉じてるときは、感じませんからね(笑)
それともう一点。
スッキリ感について。
一枚目の画像で、もう一つのポイントは、枠です。
左側には、ドアの周囲にある縁取りがありますよね。
右側が、その縁取りがないので、スッキリ見えているんです。
神谷コーポレーションというメーカーの場合、
そもそも、その縁取りはなくしてしまっていて、
それ自体が、壁紙で仕上がっていますから。
ラインがないので、スッキリするはずです。
見た目はすごくいいですよね。
ちなみに。
枠がないといっても、壁紙の下地には、
しっかり枠になるような素材が使われているので、
ある程度堅さはあります。
ただし。。
ドアって、人が通過する時に、
その枠に体が触れたりすることはあるわけで、
その回数が多いと、経年で、汚れたり、擦れたりします。
必ずそうなるということでもなくて、
使い方しだいでは、長きわたってきれいなのかもしれませんが。
それを踏まえてなのか。
LIXILが考えたスッキリの回答はこちら。
壁際をよーくご覧ください。
すごく細いですけど、縁取りがありますよね??
気が付きました?
枠をなくしてしまうのではなく、残しながらも、
できるだけ薄くして、シャープにすることで、
スッキリ見せています。
これでしたら、壁に体が当たったりしても
擦れたりしませんし、見た目もスッキリ見えますよね。
個人的には、機能性と見た目をうまく両立できているな
って思います。
ご興味ある方は、「LIXIL ラフィス」で検索してみてください。
実は。
私が独立したころって、こういった発想が全くなくて、
みな、オリジナルなやり方で、細く見せるよう製作してました。
最近では、主要メーカーの既製品で、
ここまでの見せ方をできるので、便利な時代になりましたね。
ついつい長話になってしまいました。
たかが建具。されど建具。
いろいろ比較検討してみてください。