キッチン床にタイル?ビニル?リノリウム?

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

とある家づくりの現場の写真です。

現場の打ち合わせで、進捗をチェックしている際に、

ふと見上げてみたところ、発見。

斜めのシャープなラインが重なっているところが、

何とも美しいなって。

単に見た目をかっこよくするための形ではなくて、

機能性を考えて、天井をカットした結果、うまれたもの。

機能から生まれた美しさって、自然でいいなと思います。

単にシンプルというのではなく、エッジの効いた

ミニマルなデザインとして仕上がってるのは、お客様らしい。

ちなみに。

光の加減で、グレイッシュに見えてると思っているかもしれないのですが

吹抜け上の天井は、少しグレイ入った色合い。

ライトグレーで単体で使うと、白く見えてしまう可能性もありますが、

ホワイトと隣接して使うと、しっかりグレイに見えますよ。

一枚目の画像の天井がまさしくそれですから。

そうそう。

現場では、ちょうど、キッチン周りの床を仕上げていました。

こちらは、磁器質タイルに見えますが、ビニル素材のタイルです。

マットで自然な風合いがなんとも美しいですよね。

ムラのあるキッチンとの組み合わせ。

これまた、とても絶妙だなって思います。

お客様のセンスが随所に現れていて、いい雰囲気です。

よく、キッチンの床に、タイルを使いたい。

というお話をうかがうのですが、ビニル系のタイルでも

この見え方ですので、そん色ないかなと思います。

磁器質のタイルの場合は、どうしても、冬場に

冷たくなりがちなので、スリッパをはかれる方にはオススメですが

素足で過ごしたい方には、なかなかハードル高いかなと思います。

それと。

タイルの場合は、どうしても目地ができます。

その目地は汚れが付きやすい。。

その辺もしっかり考えつつ、採用を検討されるといいなかとおもいます。

ちなみに。

石油系の素材がダメという方の場合は、

フローリング+マット敷か、

リノリウムなんて素材もありますから。

いろいろ選択肢があります。

しっかり比較検討しながら、決めていただけるといいかなと思います。

こちらの家づくり。

竣工に向けて、一歩ずつ進んでいきます。

楽しみですね。