建築家に依頼する価値ってデザインだけ??
とある家づくりの現場。
昨日、定例の打ち合わせへ行ってきました。
工事は、最終段階で、大詰めということもあって、
職人たちが、頑張ってくれていました。
インテリアの仕上げ工事が、概ね完了してきてます。
来週末にお客様の検査を予定しているので、
そこまでに、しっかり仕上げていく予定です。
この時期って、ほんと楽しみです。
だって。
今まで下地だった壁や天井が仕上がってくるので、
大きく変化していくからでしょうね。
頭の中で思い描いていたものが、
目の前に誕生してくるんですから、そりゃそうです。
さらに。
来週には、養生が撤去して、クリーニングが入ります。
今までは、養生で隠されていた床面を含めて、
全体でインテリアを見ることができるので、さらに楽しみですね。
お客様の検査前に、施工者、そして、工事監理者として私が
しっかり検査を行います。
いろんな視点から、客観性をもってチェックする。
それが大事ですね。
設計と施工を一緒にするスタイルの工務店の場合は、
我々のような建築家が関わる場合に比べて、
客観的な検査が難しいですよね。
(ハウスメーカーも同じです)
つくった自分が、チェックすると、どうしても甘くなりがちなので。
そういう意味で、工事監理者を、造り手側と別にすることは、
客観性を確保するためにも、オススメです。
費用が余分にかかる??
いやいや。
しっかりと経験のある工事監理者が、現場をチェックしてくれることは、
その費用には代えられない、プライスレスな価値があると思います。
私が、何を建てる施主だったら。
デザインは別としても、工事の監理者は、必ず依頼しますね。
それくらい、工事のプロセスでの建築家の役割は
大きいんです。
建築家の価値を、見た目のデザインだけの留めておくのは、
勿体ない発想です。
その辺は、実際に、建築家に話を聞いてみるといいと思います。