坪単価ではなくて。。

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日、とある家づくりの打ち合わせへ行ってきました。

打ち合わせの内容は。。

見積書の御提示です。

これまで、数か月、何度もお会いして、打ち合わせをして

決めてきた内容を、基本設計図面としてまとめて、

それをもとにした見積書になります。

これ。

坪単価といったような、曖昧な見積書ではありません。

最終の見積書は、詳細に拾うことが多いのですが、

基本設計の見積書の場合は、概算として、

坪単価を使うケースも多いと聞きます。

余談ですが。。

坪単価っていうのは、すごく曖昧ですから。

計算するための坪数を何にするのかとか、

どこまで何が入っているのか、仕様がどうなのか。

それを「なんとなく」「経験的に」目安にしてるものなので。

同じ間取りでも、カタチによって、コストは

大きく違うのは、何となく想像付くかなと思います。

だって。

総2階の場合と、ほぼ平屋で一部2階の家の場合、

同じ床面積でも、単純に屋根や基礎の面積が違いますよね。

それを一律、坪単価で計算したら、違って当たりまえです。

私が昨日御提示したのは、ドア、柱の一本から拾った、

詳細な見積書ですから。

それはさておき。

見積の提示って、お客様からしても、ドキドキの瞬間ですよね。

昨日もそうでした。

早く見てみたいけど、見たくないような(笑)

ということで。

雑談もほどほどで、御提示へ。

当初のご予算より、少しアップしていましたが、

どうやら、想像していたよりは少なかった様子。

さすがに、アップはしてるよなとは思っていたそうです。

通常、家づくりをスタートする前に、計画案とあわせて

資金計画をお出ししますが、その際に御提示しているのは、

坪単価ではなくて、しっかりと見積していただいてます。

なので。

何を変更して、いくらくらいアップになったのかを追いきれます。

これ。当たり前のようですが。。

坪単価で算出してると、追いきれませんので、

答えに窮する会社も多かったりします。

話を戻すと。

何が理由で、いくらあがったのかをご説明して、納得いただいた上で、

減額案を御提示して、お話進めていきました。

これは、「あったらいいな」と思っていたことだな。

これっだったら、機能が同等だからいいかなとか。

いろいろ前向きに考えていただきました。

ということで。

減額案の最終決定は次回になりますが、

大事なこだわりは残したまま、次のステップに進んでいけそうです。

よかったです。

ご予算とのバランスも、家づくりでは大事な要素です。

しっかりと検討しながら、進めていけたらと思います。