造作の洗面。見た目と機能性を両立!

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

ご覧の通りですが、洗面になります。

パッとわかる、こだわりポイントは。。

いわゆる既製品の洗面台ではなく、

造作の洗面であること。

既製品の洗面台って、見た目はさておき、

とても機能的にできてます。

特に清掃しやすい。

洗面って、使うと必ず汚れる場所なので、

清掃性って大事なポイントかもしれません。

こちらの洗面を、清掃性という側面から見てみます。

まずは、洗面ボウルですね。

おわん型になっていて、写真ではわかりにくいのですが、

実は、深さもしっかり確保できている方です。

基本的に、ボウルは浅いタイプが多く、

水跳ねが気になるようです。

(見た目は、浅い方が、スッキリしていていいですが)

もう一つ、ボウルのことで。

こちらのように、カウンターの上にボウルが載ってる場合、

その取り合いのところが掃除しにくくなりがち。

現状、このポイントは、掃除があまりしやすくないですね。

その辺、インスタで調べてみると、いろいろアイデアあるので、

ぜひ一度調べてみてください。

次に、カウンター。

木のカウンターって、質感がよいので、憧れます。

木そのままだと、飛んできた水滴が、グングン浸透して(笑)

すごいムラが出来上がってしまいます。

なので。最低でも、表面をコーティングする塗装が必要ですね。

ただ。

そのコーティングも永久ではないので、注意が必要です。

こちらはどうかというと。

すごく木目がきれいなのですが、木ではありません。

木目柄のメラミン化粧板とい素材なんです。

水は浸透しませんし、表面が堅くて傷がつきにくい。

水滴を放置してしまっても安心ですよ。

置く式のボウルに組み合わせる場合、

カウンターはこちらがオススメです。

(もちろん、本物の質感が好きな方は木でOK)

次に水栓。

壁出しの水栓をセレクトしています。

カウンターから出ている水栓に比べると、

かなり掃除は楽になっていますね。

カウンター上の場合、根元部分に、水や埃がたまって、

だんだん汚れてきます。

特に、ボウルの奥についてる場合なんかは。。。。

大変ですから。

その点、壁から出て入れば、水滴や汚れがたまりにくい。

すごく清掃性はよいですから。

最後に、壁です。

パッと見た感じだと、わかりにくいんですけど、

鏡下には、キッチンパネルを貼ってます。

手を洗ったりすると、思いのほか、壁に水が飛びます。

キッチンパネルであれば、ササっと拭き取れるので便利。

そうそう。

タイルを貼るケースも、すごく多いですね。

見た目、すごくいいんですけど。。

タイルの目地は、あまり清掃性がよくありません。

その辺、しっかり考えながら採用を検討してくださいね。

(個人的にタイル好きなので(笑)採用はしたいですが)

ということで。

写真の洗面って、造作にしていて、スッキリして

素敵なんですけど、実は清掃性しやすいは、しっかり考えてます。

どこまでの見た目と清掃性を組み合わせるのか。

その辺は、バランスなんだと思います。

いろいろ考えながら、せっかくなので、自分らしい洗面に

してみてはいかがでしょうか?