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「トイレに、さほど、こだわりがない」

もし、そうでしたがら、部屋の中心に、ダウンライトを設置すれば

事足ります。

いやいや。

たかがトイレだけど、されどトイレ。

せめて、お客様が使うトイレは、せっかくなのでこだわりたい。

もしそうでしたら、器具や壁紙にこだわってもいいのですが、

照明にフォーカスしてみるのも一つの方法です。

一枚目。

とある家のトイレ手洗い周りです。

天井から、手洗いをピンポイントで照らすよう

光が拡散しないようなスポットのようなダウンライトを採用しています。

メインの照明は別で用意しているので、

あくまで、手洗いを演出するための照明となります。

とても素敵な陶器の手洗いですので、

空間の中で、浮かび上がらせたい気持ちもわかりますよね。

照明の色合いも重要な要素です。

白いライトであれば、いろいろがくっきり見えていいかもしれませんが、

落ち着いた雰囲気にしたいのであれば、オレンジがよいです。

もう少し違う方法も見てみましょう。

こちら。

手洗の上に、ペンダントライトを二つ設置しています。

こちらも、手元を明るくすることも実現していますが。。

主目的は、空間の演出になります。

ヒビの入ったようなガラスのシェード。

それを通した光が、不思議な模様となって、

壁面を照らしてくれています。

明るさというより、この壁面にできる陰影がきれいですよね。

しかも。

高さを変えて二つを設置しているので、

陰影が重なりあって、とても複雑な表情をつくりだしてくれてます。

素敵ですよね。

この方法を採用する場合のポイントは、

照明器具のスケール感です。

あまり大きな照明器具ですと、かなり圧迫感になります。

目立ちすぎず。それでもしっかりと主張するように。

そのバランス感覚は、プロに相談してみてくださいね。

トイレのメイン照明として、ダウンライトでもいいのですが、

こちらのように、間接照明を取り入れるのもいい方法です。

とてもいい雰囲気をつくりだしてくれます。

トイレで読書をするのであれば、フィットしませんが(笑)

ほどよい明るさになると思います。

間接照明のいいところは。

ライトが消えている時でも、照明器具が見えず、

スッキリしていることでしょうか。

もちろん。

しっかり目立つライトで、空間を印象付けたいのであれば、

それはそれでOKですけど。

スッキリミニマルに。

ということでしたら、オススメです。

もっと、いろんな方法があります。

照明だけでも、かなり、ユニークな空間を演出できます。

こだわってもよいかもしれませんね。