敷地を読み取って計画に反映させる!

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

Ⅱ型のキッチン。

石目のフロア。

木目のキッチンパネル。

いろんな要素が組み合わさっていますが、

周囲を白でまとめているおかげで、スッキリした印象に。

キッチン本体と同じ素材、色柄でできた、

ダイニングテーブルがキッチンに連続して設置されるそうです。

奥に見えている、縦スリットの窓。

すごく明るく見えていますが、こちらは、北面なんですよ。

北側の隣家が、南側に空地を設けてくれているので、

間接光なのですが、しっかり明るさ感をとれてます。

ちなみに。

こちらは、名古屋市内の狭小敷地に建つ都市型住宅。

それなのに、この明るさ感ですから。

この写真には、写っていませんが、東側には、

隣家が接近してたっています。

隣家は、古い住宅で、敷地ギリギリまでたってます。

そのため、東側に窓をあけても、採光が期待できないので、

そちら側には、最小限の風通しを確保するだけの窓のみ。

しっかりと、敷地の周辺環境を読み取って、

計画案に反映させていきたいですね。

実は。

先日、家づくりをスタートしたお客様がお持ちだった、

別の会社が作成した計画案。

南側に、気持ちいいくらい大きな窓が並んでました。

敷地境界線の内側だけで見れば、南面に窓があるのも

自然かもしれません。

ただ。

現地を見てみるとビックリします。

南側隣地には、3階建ての家が所狭しと建っていて、

こちらの家からすると、完全に壁!!!なんです。

せっかく大きな窓を並べていましたが、

見えるのは、光ではなくて、お隣さんの外壁・・・

しかも、暗い。。

私がご提案したのは、南北反転。

北側隣家が、建物南側に空地を確保してくれていたことと、

外壁が白基調だったことから、一枚目の写真のように、

北面なのに、かなりの明るさ感を確保できると考えました。

敷地をみて。

敷地の特性を把握して。

それを計画案に反映させる。

当たり前のようですが、意外にも、そういったことを

考えず、敷地だけ見て計画する設計士もいるそうですから。

しっかりと見極めて、計画してくれる。

そんなパートナーがオススメです。