分譲地のメリット・デメリット  No.3782 今回のお題

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分譲地のメリット・デメリット   No.3782 今回のお題

一般に言われる分譲地とは、「不動産会社、自治体等が所有している土地を、複数の区画に分割して販売している土地」といえる。

※メリット
・地区条例等により、隣地・道路境界からの離隔距離、高さ制限、使用材料、外壁・屋根等の色彩       
 門扉・塀等が制限されることが多く、これをデメリットと捉えることもできるが、ここでは良好           
 な住環境を保持するためにメリットとして捉えたいところ。
・分譲地全体のコミュニティが整っているケースが多く、子育て・高齢者介護・防犯・学校、保育
 園行事除雪作業・祭り 等地域全体で協力することが多いため、地域の連帯感が生まれる。
・分譲地の造成時に地盤調査を事前に行なう場合が多く、後々の地盤トラブル・追加費用が少ない
・大きな分譲地の場合は、区画面積・道路位置・方位・造成の有無等を選択できる場合が多い。

※デメリット
・メリットで前述した、コミュニティへの参加について、近隣付き合いが苦手な場合は住みずらい 
 面もあり人の目が気になる等、大きなお世話にもなりうる。
・一般的に分譲地の場合、中心市街地ではなく郊外に造成される場合が多く、通勤・通学・通園・
 買物等に支障をきたす場合がある。クルマの所有が必然的に必要になり、高齢者世帯の場合は問
 題となる場合が多い。
・土地に対する情報に注意していないと良好な土地はすぐに売れてしまうため、不動産関係、自治
 体からの情報等あらゆる土地情報にアンテナを張る必要がある。
・土地契約にあたり様々な条件付きの場合がある。
 「建築条件付き土地」という条件があり、施工会社が決まっている・建築プランが制限される・
 見積金額が不明確等の問題発生ケースがある。