きちんとした和室って、奥が深いです。

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

とある家づくりの現場でのワンシーン。

現場監督、棟梁、材木屋、建材屋、私と関係者が集まって、

現場で、細かな部材についての打ち合わせをしています。

通常であれば、建材屋から提示のあった、

工事向けの詳細な図面をもとに、話していくのですが、

昨日は、少し様子が違いました。

実は。

こちらの家には、真壁の和室があるんですよね。

真壁って?と思われたかもしれませんが、

最近よく見かける和室は、壁に柱や長押といった木材が

見えてないことが多いと思います。

それを大壁といいます。

昔ながらの和室って、柱とか見えてますよね。

それが真壁です。

真壁の和室をつくる場合は、表面に見えてくる木材が多く、

各部材で、名前が違ったりして。。

その各々をどんな部材で、どの大きさで、どう見せていくのか。

柱の大きさから割り出して、いろいろと決めていく必要があります。

寸法のやり取りは、mmやcmではなくて、尺や寸。

あまり聞きなれない感じなので、知らないと会話についていけません。

これまで、いろんな家づくりに関わらせていただいたるおかげで、

会話に内容には、しっかりついていけて、指示もできますよ。

一級建築士だったら、当たり前とわかる?

住宅の設計できるなら、当たり前?

そうでもないと思いますよ。

それはさておき。

細かな部分まで、しっかりと打ち合わせできました。

和室って、決めることが多くて、すごく難しいです。

でも、すごく勉強になりますね。

どんな和室に仕上がるのか。楽しみですね。

午後、とある家づくりのため、市役所へ。

敷地の法規制を確認するのが主目的です。

いろんな関係部署を持ち回りしながら、いろいろ聞いてきました。

最近は、ネット上で、確認できる市町村も多くなっていますが、

リアルで、しっかり確認すると安心ですよね。

昨日も、直接聞いてよかったなと思うことが一つありましたから。

こういった当たり前のこともしっかりとやらせていただいてます。

何だか不思議な雲行きですよね。

グレイッシュですごく美しかったです(笑)

夕方からは、とある家づくりの打ち合わせへ。

打ち合わせの主題は、間取りについて。

御要望を踏まえて、変更案を作成しているので、

それを御提示しながら、御意向を確認していきます。

間取りの中でも、各種動線計画は、使い勝手に

とても影響するため、いつもしっかりお話するようにしています。

ここにクローゼットがあるけど、ぐるっとまわらないといけない。

洗濯終わったら、ササっとクローゼットへしまいたい。

ガレージからパントリーへ直接モノを入れたい。

お客様の御要望は、似ているようで、全然ちがうこともあります。

それもそのはず。生活スタイルが違いますから。

その辺をしっかりと引き出しながら、お話しながら、

しっかりと検討を進めていきます。

ということで。

あっという間に時間が過ぎていきました。

話は尽きませんね。

楽しい時間でした。