「かっこいい」家って?

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

朝イチから、とある家づくりの打ち合わせへ。

お客様とではなく、工務店の監督と。

現在設計中の家づくりで、次回お客様と打ち合わせがあり、

その準備のためです。

実は、私からすると、結構珍しいケース。

通常であれば、設計は、あくまで、私とお客様のみで、

いざ、工事がスタートするころになって、工務店が登場して、

一緒に協力して工事を進めていきます。

工務店に所属している設計士さんであれば、

設計段階から工務店がかかわっていきますが、

独立して設計事務所で仕事している設計士の場合は、

私のような流れが多いかもしれません。

こちらのお客様は、事情があって、設計者と施工者を

セットで依頼することが条件だったので。

普段と少し違う形なのですが、打ち合わせしてみると

それはそれでいいところありますね。

技術的なことや、コストのことを随時話しながら、

進めていけますから。

私も技術的なことは、かなり詳しい方だと思いますが、

熟練の現場監督であれば、より細かなところまで、

詳しかったりしますから。

ちなみに。。

工務店から依頼されて設計をするようなケースの場合、

今回のようなフラットな関係ではないケースがあったりするので、

その辺は注意が必要かもしれませんね。

(上下関係あると、自由度が下がったり。。。)

それはさておき。

素晴らしいパートナーシップで、いい家づくりにつながりそうです。

午後は、お客様と、とある家づくりの打ち合わせでした。

このところ、毎週のようにお会いしいているので、

ご夫婦と、恋人みたいな関係になってるかも(笑)

しっかりとコミュニケーションができるので、ありがたいですね。

昨日のメインテーマは、インテリアの色の方向性について。

内観のパースをお持ちして、いろいろお話しました。

こちらの家づくり。

ミニマルなデザインで、とてもクールでかっこいい感じがお好み。

でも。

ただグレイッシュだったり、モノトーンだったり、

木目との組み合わせとか、ただ白いとか。。。

インスタ等、どこかで見かけたことのないようにしたい。

ということで。

海外の事例をベースにしながら、インテリアの方向性について

いろいろお話してきました。

面白いなと思うのは、「かっこいい」と思う感性って、

時代によっていて、流行りがあります。

世界的な視点でも、流行はあるのですが、

国内だと、ちょっと違った意味で、記号化された

かっこよさがあったりします。

インスタ等で、いろいろ「かっこいい」事例が見れるし、

どんな素材を使ったのかまで、説明あったりしますから。

あるデザインがかっこいいということで、量産されて、

数多くなっていくと、より、そう見えたりします。

その辺を踏まえて、そうではない方向性を目指す。

それも一つの選択肢です。

こちらの家。

流行りな感じではありませんが、できあがると

すごく「かっこいい」家になるので、お楽しみに。

なんて。

抽象的なお話になってしまいましたが、今日はこの辺で。