ボイドスラブの遮音性能

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ボイドスラブのボイドスラブ工法の最大の特徴とは,小梁がないことです。
スラブ全体が梁の役目を果たしている為、小梁をなくしても強度が保てるのです。
小梁をなくすことにより天井面が開放的で美しいレイアウトを可能にします。
しかし、中空ボイドスラブ工法のデメリットとして、スラブを厚くすることにより階高を従来工法よりも高くする必要があり、コストアップにつながることもあります。

一方で遮音性能は良いとされていますが、
それはボイドスラブ工法の特徴としてスラブ厚さが通常スラブよりも厚くなっているからです。
ボイドスラブ工法のスラブ厚さは250~350mm程度となっており、従来のスラブに比べ、剛性・強度に優れているといわれています。

しかし実際は中が空洞であり、ボイドスラブ工法のスラブ厚さ250mmは「250×0.8=200」となり、通常スラブ200mmと同等となります。

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