アンティークの建具を取り入れるためには?

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

真壁の和室に取り付けた建具は。。

アンティークの無双板戸なんです。

お客様が、いろいろと検討されて購入されたもので、

昨日、現場へ搬入されたところで、取付ホヤホヤです(笑)

無双板戸って、聞きなれないかもしれませんね。

板戸は、文字の通り、木の板でできた戸のことです。

何も細工のないフラットな戸になります。

そして、無双とは、無双窓のことを言ってます。

(こちらより借用:無双窓/夢想窓(むそうまど)の意味 - goo国語辞書)

同じ幅の板を並べて取付、前後をスライドさせると、

スリットが開いたり、しまったりする窓のこと。

なので。

無双板戸というと、板戸の中に、無双窓があるタイプという意味で、

一枚目の画像は、そのタイプですよね。

無双窓が、いいアクセントにもなりますし、

開閉させることで、風通しを確保したり止めたりできます。

そうそう。

話は戻りますが、すごくいい味出していました。

アンティークならではなんだと思います。

こういったアンティークの建具ですが、

そのままのサイズで取り入れるというのも一つです。

というか。

アンティーク建具を購入してくるだけであれば、そうなりますよね。

ただし、その場合、高さがかなり低くなります。

昔の建具寸法ですので、おそらく私の頭がギリギリ当たります。

こちらの家では、購入先のアンティーク屋さんで、

寸法に合わせて、不足分を継ぎ足したりして、

家に合わせて建具を加工してくれました。

(調整する高さや幅には限界があるようですが。。)

その加工がどうかな?と思っていましたが、

実物見たら、加工したことがわからないほどの仕上がりでした。

寸法も指定通りで、枠にドンピシャだったので、よかったです。

こんな風に、アンティークの建具や家具を

インテリアに取り入れるって、素敵だなって思いますよね。

全然関係ないのですが。

昨日、こちらの現場では、建築確認の完了検査でした。

もちろん。問題なしで合格でしたよ。

これから、引き渡しに向けて、最終仕上げと外構工事が

進んでいきます。

仕上がり楽しみですね。

夕方から、とある工務店の方と初面談に行ってきました。

まずは、雑談からスタート。

営業の方が、お話上手で、流れるように話が進んでいきました。

どんな工務店で、どんなお仕事をしていて、

どれくらいの規模なのか、何が得意で、何ができるのか。

その辺も、それとなくお聞きしつつ。。

私も設計事務所として、どんな活動をしていて、

どんな家づくりを、どんなスタンスで行っているのか。

その辺もしっかりお伝えしました。

その中でも、体に優しい家づくりということについては

共通していたようで、かなり詳しくお話してきました。

今後、そういった家づくりを含めて、いろいろと協力しながら、

関わりを持っていけそうだと感じました。

弊社は、工事部門をあえて持っていません。

設計事務所として、お客様の代理として、

客観的な立場から家づくりをサポートしたいので。

なので。

工事をしていただける工務店との出会いは、

とても重要です。

慎重ながらも、いろんな工務店の方とコミュニケート

しています。