たくさんの可能性から一つへ絞り込む!

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

かわいらしいクジラのぬいぐるみに

癒されますね(笑)

昨日、お客様のご自宅にて、家づくりの打ち合わせ。

大人なご夫婦がお客様なのですが、

お孫様が今だけ同居されているので、そのために置いてあるようです。

じっくりと検討を重ねてきている、こちらのお客様。

間取りをお話を、ずいぶんと長くさせていただいてます。

最初のころは、階段がコの字になったり、L字になったり、

斜めになったり、家が傾いたり、斜めになったり。

今考えてみると、かなり大胆な変更を重ねてきました。

どの案も、お客様が希望されていることを

ちゃんと取り入れてあって、しっかり整合は取れています。

制限なければそうでしょう?

と思われた方がいるかもしれませんが。。

こちらの家の敷地は、法規制がかなり厳しくて、

家の規模には、ある一定制限がある状態。

それなのに。

ビックリするほど、たくさんの計画案が誕生しては

消えていきました。

何を言いたいのかというと。。

ある一定の規模の家づくりであれば、

可能性のある間取りって、かなりたくさんあるということ。

そのたくさんある可能性の中から、

住まう方が、何を重視するのかで、

最善の案が、まったく違ってきます。

できるだけ、たくさんの可能性をご覧いただいた上で、

自分にとって最善を探しあてていただけるといいなと思います。

ふと思うこととして。。

設計士が、気合い入れて提案したプランは、

もちろん素晴らしい案なのですが。。

たくさんある可能性の一つなんですよね。

数回程度の打ち合わせで、家のすべてを決めてしまうって。。

個人的には、すごくもったいないなって思います。

何を大事にするかで違うので、あくまで個人的な感想です。

それはさておき。

昨日の打ち合わせで、話題になったことの一つが、こちら。

ホールクロックですね。

こちらのお客様。アメリカで購入されたホールクロックをお持ちです。

現在のお住まいで、玄関の正面に飾られています。

それを、今回も、玄関から見える位置に配置したいとのこと。

それともう一つ。

今は、ホールにある階段を下りてくるときに、

クロックの脇は通るのですが、時間が見れないので、

今回は、玄関からも、階段からも見える位置にしたいとの要望。

あっちにいったり。

こっちにいったり。

正面向いたり。

斜めになったり。

いろんなパターンを検討してきました。

昨日、ここがいい!という場所が決まってきたところで、

玄関からクロックの距離を図面で測って、

ご自宅のホールで体感して、最終決定となりました。

この距離感って、感覚的なところなので、

体感が一番大事ですから。

結果、ご自宅で打ち合わせさせていただけて

よかったです。

これで、モノの配置も含めて、落ち着きがよくなったようで、

いよいよ、次のプロセスへと入っていくことになりそうです。

これから、また楽しくなりそうです。

じっくりと。しっかりと家づくり。

大事にしてます。