キッチンをフラットにするか?手元隠しか?

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日、とある家づくりの現場で、いよいよ、

キッチンの設置工事をしていました。

LDKの一角に設置するキッチン。

その存在って、調理するだけでなく、インテリアのポイントとしても

大事な要素ですよね。

工事では、いままで、漠然と広いスペースだったところに、

いきなりオブジェのようにできあがるわけですから。

見てると、ワクワクしてきます。

毎回、キッチンを据えるタイミングで現場に行くわけではなく、

昨日は偶然、その瞬間だったわけです。

白いキッチンが、すごく素敵な雰囲気でした。

ちなみに。

設置完了すると、傷がつかないように養生してしまうので、

それ以降、全体像を見ることはできません。

今日、お客様と現場にご一緒するのですが、

全体像まで見えずとも、きっと、大喜びしていただけると思います。

キッチンをフラット対面にするのか。

手元を隠すのか。

いつも、奥様が迷うポイントの一つです。

手元をしっかり隠せると、来客の時にも安心ですよね。

こちらの家では、かなり高めに設定しています。

キッチンの水栓がほとんど隠れてしまってますから。

奥様の要望は、しっかり隠したい!

ですので、その通りになってますね。

手元は隠したかったのですが、対面側に収納が欲しいとのこと。

フラット対面ですと、キッチンと一体で収納を設置できますが、

手元隠しがある場合は、キッチンとは別で収納が必要になります。

こちらの家では、パナソニックの規格品を組み合わせて

腰高の収納として、造り付けにしました。

製作家具で取りつけてもよいのですが、コストが。。。

ということで、規格品をうまく組み合わせて、

コスパよく、実現しました。

そうそう。

色についてですが、天井にレッドシダーを採用しているので、

木目を採用すると、すこしくどい感じがするので、

潔く、真っ白のキッチンにして、レッドシダーを引き立てています。

こちらは、フラット対面。

対面側は収納にせず、椅子を置いて、

食事ができるようにしています。

実は、こういった場合、カウンター高さが高いので、

椅子をハイチェアにすることがほとんどなのですが、

こちらの家では、普通のダイニングチェアを置いてます。

実際、座って、飲み物をいただいたのですが、

意外に違和感なく、過ごせました。

こんな使い方ができると、家事動線が短くて、

家事楽に貢献してくれますし、調理している途中でも、

家族との会話を、しっかり楽しめますよね。

ちなみ。

こちらもよく見てみると、キッチンは白ですね。

木目がしっかり生きています。

手元を隠すか。フラット対面か。

カウンターなのか。収納なのか。

キッチン周りを、ご家族で、どんな風に過ごしたいのか。

それを妄想しながら、方針決めていけるといいですね。