ガランドウのハコからお客様の家へ!

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

とある家づくりの現場。

上棟して骨組みが立ちあがってから、

大工さんお客様がコツコツと構造の金物を設置しています。

えぇ?

「お客様」??

って思っていただけましたか(笑)

こちらのお客様。

お仕事の合間で、時間ある時に、大工さんの仕事を

手伝っているんです。

すごいモチベーションと体力ですよね!

「自分の家だからできるんです」とのこと。

確かに、二つの意味でそうだなって思いました。

一つは自分の家の工事に関わりたい!という意味。

もう一つは、他の方の家の工事であれば、プロに任せた方がよい

という意味です。

いずれにしても、自分の家づくりの一旦を担うって、

素敵なことだなと思いました。

ちなみに私は、工事は得意ではありませんので、

設計とか監理が専門です(笑)

しかし。

奥へと伸びやかに展開していく空間は、

骨組みの段階ではありますが、何となくイメージできます。

工事の進捗が楽しみです!

こちら。

先日、引き渡しをさせていただいた、お客様の家。

お客様に、大事な書類をお渡ししなくてはいけなくて、

おじゃまさせていただきました。

まだ、引っ越し完了していないかなと思っていたのですが。。

すでに、荷物は片付いていて、スッキリしてました。

お気に入りの家具や雑貨が入って、様変わりしたところを、

案内してくださって、うれしそうにお話されている様子を見ながら、

なんだか、とてもうれしく、幸せな気持ちになれました。

一通り見学したのち、

ダイニングに座って、キッチンを眺めてみたら、

この季節らしい雑貨が置いてあって素敵だったので、

ついつい、写メ撮ってしまいました(笑)

先日までは、殺風景な感じだったのですが、

モノがいろいろと入ったおかげで、ただのハコから、

お客様の住まいに生まれ変わっていました。

この瞬間って。

たまらなく好きです。

建築家らしくない建築家って言われるところかも。

建築家が家や暮らしを主体的にデザインして、

その世界観の中で、日常が展開していくのではなく、

お客様の感性を中心に、暮らしが構成されて、

お客様のもつ世界観ができあがっていく。

そこに面白みを感じています。

お客様と一緒に、デザインしている。

そんなスタンスですね。

建築家任せでなく、一緒になって、お客様の持つ

世界観をカタチにしていく。

そんな家づくりをさせていただいてます。