お客様の完成検査のポイントは?
リビングの吹き抜けを見上げています。
大きな窓を通して、青空が見えています。
窓を通して見える先が空って、なんだかいいです。
夜、家の中を暗くすれば、青空を楽しめるかも。
太陽高度の低い、この時期で、この光って羨ましいですね。
向かって右側の壁。
壁紙ではなくて、塗り壁なんです。
刷毛で引いたような左官仕上げなので、
その凹凸に細かな陰影ができていて、
とってもいい表情が出ています。
タイル好きとしては、大判のタイルというのもオススメですが、
そこを敢えて、塗り壁で陰影を楽しむだなんて。
ミニマルなデザインを目指す家ということで考えれば、
すごく納得できる仕上げかなと思います。
こちらの家。
実は、本日私の検査で、明日お客様の検査。
明日に向けて、設計者であり、工事監理者である私が
客観的な立場から、仕上がりをチェックしてきます。
補足ですが。。
完成時の検査に、我々のような第三者がいないと
なかなか大変かなと思ったりしています。
というのも。
何か気になる点があって、それは言っていい内容なのか、
いっても仕方ない内容なのか。判断できないですし、
人によっては、なんだか言いにくかったりするそうですから
街中の狭小敷地いっぱいに建っている家。
実は、昨日、こちらの家で、お客様の完了検査があり
一緒に立ち合いをしてきました。
お客様ご夫婦と、私と現場監督で、一通り検査しました。
まずは、未施工になってるところも共有から。
材料の手配等の関係から、工事が間に合ってないところは、
共有しておかないと、忘れてるのか?となるので。
その後、ざっと一通り御覧いただいて、気になる点をチェック。
最後に、もう一度。
今度は、壁や床、天井等の傷や汚れ等を細かく見ていきました。
おそらく、2回目のチェックで、完了検査終了なんてことも。。
そもそも、見るポイントわからないと、フォーカスしないので、
漠然とでは、いい検査ができないと思います。
なので。
検査の時は、私がポイントを説明しながら進めていきます。
ちなみに。
設計と工事が一つになっている工務店の場合って、
第三者的な視点がないので、検査のポイントも曖昧なことも。
手直しは少ない方がよいですから。
建築家がいない場合は、工務店に、何をどうチェックするといいのか
しっかり確認していただいた方がよいかもしれませんね。
大事な大事な家づくりですから。