シンプルモダンというよりミニマルな。
透明ガラスの框戸を通して見えているのは、キッチン。
その手前は、吹き抜けのあるリビング。
この抜け感。
とても爽快ですよね。
黒い框戸は、神谷コーポレーションの引き戸。
黒い框が、ちょうど、絵画のフレームのようです。
フレーミングという意味では、これくらいの存在感でよいのですが、
もっとシャープに見せたいということであれば、
サンワカンパニーのクワドロスリムが人気ですね。
フレーミングするのか、存在感をなくすのか。
見た目の比較であれば、それが基準になりそうです。
ただ。もう一点ポイントがあります。
それは。。
開閉時の安定感です。
クワドロは、フレームがシャープでいいのですが、
神谷の框戸に比べると、たわみやすい。
なので。
丁寧に気を使いながら、意識して開閉が必要です。
ショールーム等で、しっかり体感してから
決めていただいた方がよいかなと思います。
こちらの家。
シンプルというよりは、ミニマルなデザインでまとめています。
建物って、いろんなラインで構成されているのですが、
細かなところまで意識して、慎重にラインを消したり、
昼間に存在感を醸し出してしまう、ダウンライトでなく、
間接照明やライン照明を採用して、天井をスッキリさせたり、
どうしても必要なラインは、最小限の薄さにしたり。
それを積み重ねて、こちらの家をつくりあげています。
ちなみに。
シンプルっていうと、当たり前のところにラインが入るものの、
色を統一して、目立たせず、スッキリ見せている。
そんな感じです。
ただ、ミニマルに見せることは、誰でもできるのですが、
それが機能を損なわないことも重要。
見た目だけでは家として成立しませんから。
それはさておき。
こちらの家では、本日お客様の検査があります。
昨日、私の検査を実施してきたんです。
パープルのテープが、点在して貼ってありますよね。
これ、私のチェックした箇所です。
メインは汚れなんですけど、かなり細かくチェックします。
照明のある、なしの両方で見たりもします。
光の加減で、登場する汚れなんかもあるので。
あっという間に数時間。一通りチェックできました。
白がベースの家なので、目がチカチカしてました(笑)
今日、お客様と一緒に、新たな視点からチェックしてきます。
話は変わりますが。。
土地探しをされているお客様からいただいた情報をもとに、
土地の視察へ行ってきました。
事前にストリートビューで見ていったのですが、
やはり現地で見てみると気が付くことが多いですね。
いくつか気になる点がありました。
その辺をお伝えして、改めて土地をご覧いただきます。
ちなみに。
土地探しのサポートでは、候補の土地を見た際、
建築家としての視点から所見をお送りしています。
その所見。かなり厳しめ。
おおよその案件は、「オススメではない」というコメント。。
利便性がいいから。価格がいいから。
広さがあるから。見晴らしがいいから。
もちろん、いい側面はあると思いますが、
土地を買う目的は、理想の家をつくることですので
いろんな側面から見る必要ありますよね。
それと。
土地情報を持ってきてくれる人って、
「いい情報」といって持ってくるケースが多いみたい。
いい情報かどうかは、なかなか判別できませんよね。
大きな買い物なのに。
そんな時には、我々みたいな建築家って、
すごく有効だと思いますよ。
いい土地に出会えるといいですね。