お客様のおもてなしとしても階段!

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

階段の先に青空。

とても気持ちいいですよね。

こちらの階段は、南に向かってのぼっているので、

日中、しっかりと光が行き届きます。

朝、光や青空を目指して、朝階段を昇れるなんて。

素敵だなと思います。

(ちなみに。こちらの家では、寝室が1階で、

LDKが2階なので)

この角度から見ると。

2階にある両側面の強化ガラスと、

1階の左側の強化ガラスに、空が映り込んでいるおかげで、

より明るく、そして、広がりまで感じることができています。

実は。

2階の手すりは、意図していますが、

1階のガラスへの反射は想定していなく、

とてもいい誤算でした(笑)

ちなみに。

この階段の幅は、広めです。

よく見かける階段の1.5倍ほどになります。

来客動線の一部でもあるので、おもてなしとしての演出。

それと、家全体のゆったり感からすると、このが適切です。

こういった用途のない空間が、ゆったりとしていると、

なんとなくですが、ゆとりを感じますね。

2階から1階を見ています。

先ほどお伝えした、2階の強化ガラスの手すりが

よくおわかりいただけそうです。

この強化ガラスの手すり。

階段がLDKの中心に上がってくるので、

手すりの存在感をできるだけなくして、

視線が連続させることで、開放感を阻害しないようにしています。

また、上からみた1階では、照明の加減もありますが、

行き先が明るく見えていますね。

視線の先が、明るいことって、すごく魅力的な空間になる

大事なポイントなんだと思います。

こちらの家では、陰影に意識を行き届かせています。

LDKは、全体的に明るく設定されていますが、

それ以外の空間では、ただ明るいということでもなくて、

影もしっかりと作り出しながら、光を感じるようにしています。

3枚目。

廊下なのですが、視線の先は、かなり明るめに。

光庭から差し込んでいるので、強さはないのですが、

優しい明るさですね。

そこから、手間に向かって、影を作り出してます。

影といっても、まっくらで、見えないほどではなく、

しっかりと濃淡ができるほどの距離感で設定してます。

影があると、光をより美しく感じることができますので。

こちらの家では、いろんなとこで、

いろんな工夫や演出をしています。

その辺、またの機会にお知らせしますね。