間取りを考えていくためには?
家の間取りって、すごく魅力ありますよね。
家づくりをされている、または考えている人にとっては、
いろんな間取りを見て、参考にしたいでしょうから。
最近では、雑誌だけでなく、ネット上でも、参考の間取りを
発見できたりするので、見ながら、ここは採用しよう!
なんて話をされているかもしれませんね。
さらに。
HMや工務店で、要望を伝えて敷地の情報を渡すと、
間取りを作成してくれたりもするので、
それは、かなり参考になります。
(ちなみに。
家づくりをご一緒させていただいたお客様のほとんどが、
提案してもらった間取りは、部分的には参考になるけど、
全体としてはどうか。。。とおっしゃってますが)
それはさておき。。
間取りって、最終的には一つに決まっていきますが、
たくさんの要望があるからといって、間取りが一種類しかない
ということではありません。
何を言ってるのかというと。。
同じ要望で、同じ予算で、同じ敷地であっても、
いろんな間取りができるという意味です。
親切な設計士さんであれば、そのいくつかの案を作成して、
提示してくれるかもしれませんが、そうでなければ、
オススメな間取りを一つを提案するということが多いようです。
私は、いくつかの間取りをご提示する方です。
だって。
間取りの可能性って、すごくあるんですから。
その可能性って、知っておきたいですよね。
私はかなり時間をかけて、ご要望をヒアリングさせていただくので、
うかがっていくと、かなりの量になります。
条件が増えれば、増えるほど、可能性は少なくなっていきそうですが。。
そうでもないんですよね。
私が、間取りを考えるとき、ひとつの案を突き詰めていく
というより、思いつくだけスケッチしながら書き出していきます。
書き出していくと、もっとひらめいて、こんなこともできる!
って感じで、どんどん増えていきます。
もちろん。すべて、要望は満たしていて、法的にもOKで、
出来上がれば、きちんと暮らせます。
実は、私が一番苦労するのは。。
間取りの可能性を探すことではなくて、数ある間取りの中から
ご提案するいくつかの案に絞り込んでいくプロセスだったりします。
似たような案ばかりでは、あまり意味がないので、
できるだけ、違う考え方のものを残していきます。
違う考え方とは、何かというと。。
要望の優先順位のことなんです。
間取りって、何を優先するのかで、とても差ができます。
間取りをご提示することで、何を優先したいのかを
改めて考え直していただいてます。
おっと。
ついつい長くなってしまいましたので、明日以降に続きます。