収納について考える(その6)

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

さて。
収納については、一旦今日が最後なります。

数日前に、こちらで、ヒアリングの時に、大まかな
収納量を把握するための方法をお知らせしました。

もちろん、そのままで、設計を進めていっていいのですが、
どこかで、もう少し詳しく検討したいと思われるかもしれません。

実際、どこの収納を、どう使うのか。
何を入れる予定なのかを検討したいお客様もいます。

通常、設計のプロセスで、展開図という図面を
作成して、提示することが多いです。
(全員の設計士が作図・提示するわけではないです)

トップの図面参照ください。

壁を正面から見た図面で、部屋の4面をそれぞれの図面に
作図しています。

ご覧いただいているのは、玄関収納の展開図。

固定棚なのか。
可動棚なのか。
ハンガーパイプがるのか。

棚の幅や設置高さ、枚数や奥行まで、
しっかり書き込んであります。

例えば。
右端の下には、傘や屋外のモノを置く場所。
傘の高さを基準にしながら、決めています。

中央は、腰高に、鍵なんかを置いておくため
固定棚を設置していて、上下は靴を入れます。

靴は、さほど高さが必要ないので、かなり細かく
可動棚が準備されていますね。

左側は、コート掛け。
上部にハンガーパイプがあるのは、そのせいです。

こういった展開図があると、どこに、何をどう収納するのかを
イメージしやすくなりませんか??

なので。
設計士さんに、展開図を渡してもらうよう、お願すると
いいかもしれませんね。
(ただし、すべての設計士さんが作図するわけでないので、
その辺はご注意くださいね。)

ということで。

ヒアリングの時に、大枠を決める。
展開図をもとに詳細を検討する。

そんな流れで、収納がしっかり計画できるといいですね。

さて。
明日はどんな話題か。お楽しみに!