玄関についていろいろ③(おもてなし)

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日は、玄関スペースを広げずに、

開放感を出す方法は?ということでお話ししました。

方法はシンプルですが、効果あるので、

視線の先をうまくコントロールできれば、

採用を検討してみてください。

さて。

今日は少し視点を変えたお話しです。

玄関って。

日々は、家族が往来するのですが、

お客様をお迎えする機会って、きっとありますよね。

昨日の事例のように、窓の先に田園風景が広がる

なんていうにも、とても素敵だなって思います。

もっと違う形で、おもてなしの空間として

演出したい!なんて方もいらっしゃるはず。

こんな感じはいかがでしょうか?

玄関の正面に、1坪ほどの光庭。

そこに、お客様お気に入りの植栽があったりします。

写真は、竣工当初なので、まだ葉ぶりが少ないですが、

ここ最近は、かなり密度高いグリーンになっています。

そして。

その壁の一角に丸窓!

これも、お客様のお気に入りだったりします。

いいアクセントになってますよね。

以前、冷え込んだ冬の日に、こちらの家へおじゃました時のことです。

ちょうど、雪が降り始めて、この光庭に、しんしんと雪が舞い降りました。

その光景が、なんとも美しかったです。

家の中にある庭で雪を感じられるなんて。

素敵だなって思いました。

そうそう。

こんなに大きな窓を玄関に設けているのですが、

冬でも冷えた感じはありません。

断熱気密をしっかりしていますし、

全館空調も導入していますので。

(ちょうどガラス面付近に、吹き出し口があったりします)

暖かい家の中で、雪を感じながら過ごすっていいですよ。

それと。

光庭周りの壁を白くしたおかげで、

光が反射するので、玄関にしっかりと明るさを取り込むことが

できるのも大事なポイントですよね。

ちなみに。

こちらの光庭。

玄関をメインで計画しているのですが、

ダイニングやリビングからも見えるようになっています。

なので。

来客だけでなく、普段の暮らしにも大活躍の光庭になっています。

最後に、もう一点。

左側壁にあるニッチ。

ちょっとしたスペースなのですが、季節のモノを飾ったりできるので、

とても人気がありますね。

参考にしていいただければと思います。

今日はここまで。

明日は、もう少し違った玄関をご紹介していきます。