階段ってどうする?②(リビング階段?)
階段のデザインを愉しみにしている方々。
もう少しお待ちください(笑)
「リビング階段」というご要望に対して、
ただ、リビングあればいいということでもないことを
お話ししました。
そのつながりで、もう少しお話しさせてください。
まずは、こちら。
昨日の階段をあがった先ですね。
階段がリビングにあるとして、
その階段が2階のどこに接続しているのか。
もちろん。
部屋に直結ということではないですよ(笑)
おそらくは、ホールか廊下かなと思いますが、
その廊下から、どんな「動線」にしたいのか。
たとえば。
1階に洗濯機があるとして、物干し場が2階にある場合。
階段からのぼった先は、物干し場が近いと便利ですよね。
長い廊下を経由したり、廊下から部屋に入ってからアクセスしたり。
もしそうだとすると、毎日の洗濯が大変かも。
そのほかでも。
階段のぼった先の部屋が、主寝室だとして、
その奥に、子供部屋があるとします。
休みの日に、朝から子供が慌ただしくしたりすると。。
ゆっくりしたいのに、できないかもしれませんね。
そんな時には、子供部屋が近い方がよいかもしれません。
階段でどことどこをつなぎたいのかは、
生活スタイルによって、違ってくるということ。
リビング階段だったらいい。
そんな話でもないんですよね。
それと、少し話を変えます。
「リビング階段」について。
その名の通り、リビングにある階段なのですが。。
いやいや。
冷静に考えてみると、リビングでない方がよいかもしれませんよ。
たとえば。
奥様が、日々子供の気配を感じたいとします。
キッチンから離れたリビングの端に階段がある場合、
キッチンにいる奥様って、お子様の表情を見れそうですか?
視力よければいいのですが(笑)
もっと、近くで、お子様の気配を感じたいのであれば、
リビング階段ならぬ、ダイニング階段であったり、
キッチン階段の方がいいのではないでしょうか。
しっかり会話できそうですよね。
でも。。
食事するスペースに階段があると、なんだか落ち着かいないとか
埃が舞うような気がするので、好きじゃない。
そんな方もいたりしますから。
あれれ?
これまた、何を優先するかで、最善は違ってきますよね。
階段一つとっても、デザインする前に、
いろいろと考えていく必要があるんだと思います。
長くなってしまったので、今日はこの辺で。
明日に続きます。