階段ってどうする?③(キッチン階段?)
リビング階段?
ダイニング階段??
キッチン階段???
昨日は、そんなお話しでした(笑)
1階と2階の接点を、どこで持たせたいか。
生活スタイルとの関係で決めていきたいですね。
そういった意味で、こちらをご紹介しておきたいです。
鉄骨の稲妻階段が素敵な事例ですよね。
おっと。
ポイントは、そこではありません。
LDKの長手に平行する形で、階段を配置しています。
階段を下りた先は、キッチンに近い場所。
ということで、キッチン階段でしょうか(笑)
昨日お話しした通り、
キッチンにいれば、お子様の気配というか、
表情まで感じることができそうです。
でも。
こちらの階段。
そのためだけに、このかけ方にしていません。
もっと違う理由なんですよね。
階段を下りて、奥に行く動線ありますよね。
その奥って、洗面脱衣なんです。
そこには。。
洗濯機が置いてあります。
そして。
階段をのぼった先には。。
大きな掃き出し窓、そして、その先には、
広いバルコニーが展開しています。
こちらのお客様は、洗濯機から階段をのぼって、
2階のバルコニーに洗濯物を干すんです。
洗面から出て、すぐに階段があって、
階段からバルコニーもすぐに出られます。
つまり。
洗濯動線を最短にすることを重要視しています。
2階に洗濯もっていけばいいんじゃない?
なんて言われそうです。
それも一つの方法ですが。。
キッチンと水回りは近くにあってほしい。
そんなご要望でしたので、この動線が最短で最善なんです。
もし、この階段が、反対になっていたら、
リビングダイニングをぐるっと回りこんで、
階段をのぼって、洗濯物を干すことになります。
重い洗濯物を持つ時間は、できるだけ短くしたいですよね。
ということで。
こちらの家では、洗濯動線を短くする。
それが大事なポイントだったんです。
ちなみに。余談ですが。
この階段って、北から南に向かってのぼっていきます。
先ほどお話しした通り、階段の先には、大きな窓があるので、
日中、階段を通して、光が差し込みます。
南北長手のLDKなので、この光の道がなかったら、
キッチン側が、少し暗くなりがちなんですけど、
奥まで光が差し込む、明るいLDKを実現できています。
動線計画として機能的で、明るさまで取れる。
このお客様にとっては、一番いい階段になったのではないかと思います。
皆さんは、どんな使い方を想定されますか?
ということで。
続きは明日へ。