階段ってどうする?④(家族のプライバシーは?)

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日ご紹介した、イナズマ型のスケルトン階段。

インパクトあったようで、反響多かったですね。

さて。

今日も、引き続き、階段のお話し。

ここまで、リビング階段について、いろいろお話ししましたが、

もちろん、こちらの階段がいい!という方もいますよね。

階段のデザインではないですよ(笑)

玄関入って、すぐに階段。

という動線です。

1階にLDKがある前提のお話しではあるのですが、

玄関ホールに階段があると。。

子供が帰宅したのかどうかとか、

そもそも夜中に出かけてもわからないかもしれません。

もしかすると。

一日顔を合わさないなんてことだってできますよね。

これ。

家づくりをメインで考える親夫婦から見ると、

寂しく感じようで、リビング階段を要望されるケースが多いです。

ただ、玄関ホールに階段あるといいのは、

子供の側からすると、プライバシーが保てること。

思春期になったりすると、よりそう思う機会がありそう。

いちいち顔を合わさず、自由に行き来したい。

そんな風に思うことだってあります。

ちなみに。

全員ではありませんが、家づくりされる方のご実家が、

戸建て住宅だったりすると、玄関ホールに階段って、

よくあるみたい。

その階段で、自身が自由に暮らしてきた方ですと、

リビング階段なんていや!というケースもありますね。

プライバシー重視なのか。

気配を感じること重視なのか。

それによっても、階段の位置が変わりますね。

それと。

リビング階段の場合によく出るお話し。

階段が吹き抜けになっているので、

暖かい空気が上にあがって、1階が寒くなること。

リビング階段にしなければ、その心配はありません。

そんな時に、お伝えすることとして。

一つは、気になるのであれば、ドアをつけたらどうかということ。

普通のドアにすると、詰まった感じになってしまうので、

こちらの事例のように、透けるドアにすると、開放感ありますよ。

これだけでも、冬の寒さは軽減されますね。

そうそう。

それ以上に、そもそもなのですが。

家の断熱・気密性能を上げることです。

しっかりと断熱気密するだけでも、

今感じている寒さほどにはなりません。

もちろん、暖気は上にいくのですが、

その空気が外へ逃げていかなければ、暖かさは保持できますから。

階段のことだけ考えればいいわけでもないですから。

おっと。ついつい長くなりました。

続きは明日へ。