階段のデザインについて②

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日は、よく見かける折り返し階段についてでした。

なんでもないようですが、ちょっとした色や素材の選定で、

ずいぶんと雰囲気変わってしまいますよ。

というお話しでした。

今日は、少し違うデザインの階段をご紹介します。

形は、昨日と同じなんですけど、蹴上がなくて、

スケルトンになっています。

蹴上がなくて、視線が奥へと抜けるだけで、

かなり圧迫感が軽減されます。

踏板が浮いたように見えるのも

軽やかでいいですよね。

先日、こちらの階段を昇ろうとされた方が、

重さ大丈夫ですよね?と心配されていましたが。。。

もちろん。

強度はしっかり確保していますから。

シンプルなのは、踏板を分厚くすること。

36mmにすれば、よほど安定してますよ。

いやいや。

もっと薄くして、シャープに見せたいけど、

しっかり安定してほしいなんて要望があるかもしれません。

そんな場合は、裏面に鉄骨で補強してもよいですね。

もちろん、その分、コストはかかりますよ。

それだったら、鉄板がいいのでは?

と思われたかもしれません。

もちろん、薄くてシャープですのですが。。

思っている以上に、カンカンって音がしますし、

裸足だと、冬場に少しヒンヤリ感じるかも。

見た目と機能性を考えつつ、採用してみてください。

ちなみに。

スケルトン階段にするということは、

当たり前なのですが、階段下は丸見えです。

こちらの家では、お子様のおもちゃスペースに。

ちょうど、基地感が出て、子供には大好評のようです。

閉じてしまえば、階段下収納として使えますし、

ご主人の秘密基地なんかにされるケースもありますよ。

ご主人は、こういったスペースって、憧れるんじゃないですか?

明日は、また違う階段をご紹介しますね。