階段デザインについて③

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日ご紹介した階段。

よく見かける折り返し階段なのですが、

蹴上がないだけで、印象違いましたよね。

さて。

今日はどんな階段かというと。。

少し前に、かね折り階段として、ご紹介したこちら。

階段の側面のギザギザが見えていて、

それがデザインになっています。

タモという堅い樹種の集成材でできていて、

踏板と蹴上を揃えました。

踊り場は、三角形の階段にせず、フラットに。

たったそれだけで、せせこましい感じがなく、

ゆとりを感じるのは、私だけでしょうか(笑)

それと。

ポイントになっているのは、どちらかというと手すり。

アイアンでできていて、見た目細くなるよう、

平たい部材で構成しています。

画像でみると、細すぎて折れてしまいそうなくらい(笑)

写真の撮り方で、そう見えますが、実際は頑丈で、

ちょっとした力では、動かないので、ご安心ください。

ちなみに。

先日お伝えしましたが、手すりの上部は木製。

アイアンで仕上げることもできますよ。

見た目すごくかっこいいんですけど、冬場に冷たく感じるかも。。

この階段をお見せすると、時々、出るお話として。。

「高所恐怖症なので、怖いです」

実際、登るときはそうでもないのですが、

降りるときは、気になる方がいるかもしれませんね。

そんな場合は、ギザギザなくなりますが、こちらはどうしょう。

入口以外、思い切って、壁でふさいでいます!

先ほどに比べると、閉鎖的に見えるかもしれませんが、

こちらの事例のように、階段下をスタディーコーナー等にして、

手前側と一体の空間にすると、窮屈さは意外に感じません。

このカタチであれば、高所恐怖症の方でも安心ですよね。

今日はこの辺にしておきます。

明日は、いよいよスケルトン階段になります。

木製とスチール製とありますので、その辺ご紹介していきますね。

お楽しみに!