階段デザインについて③
投稿日時:
2023-02-20 08:07
昨日ご紹介した階段。
よく見かける折り返し階段なのですが、
蹴上がないだけで、印象違いましたよね。
さて。
今日はどんな階段かというと。。
少し前に、かね折り階段として、ご紹介したこちら。
階段の側面のギザギザが見えていて、
それがデザインになっています。
タモという堅い樹種の集成材でできていて、
踏板と蹴上を揃えました。
踊り場は、三角形の階段にせず、フラットに。
たったそれだけで、せせこましい感じがなく、
ゆとりを感じるのは、私だけでしょうか(笑)
それと。
ポイントになっているのは、どちらかというと手すり。
アイアンでできていて、見た目細くなるよう、
平たい部材で構成しています。
画像でみると、細すぎて折れてしまいそうなくらい(笑)
写真の撮り方で、そう見えますが、実際は頑丈で、
ちょっとした力では、動かないので、ご安心ください。
ちなみに。
先日お伝えしましたが、手すりの上部は木製。
アイアンで仕上げることもできますよ。
見た目すごくかっこいいんですけど、冬場に冷たく感じるかも。。
この階段をお見せすると、時々、出るお話として。。
「高所恐怖症なので、怖いです」
実際、登るときはそうでもないのですが、
降りるときは、気になる方がいるかもしれませんね。
そんな場合は、ギザギザなくなりますが、こちらはどうしょう。
入口以外、思い切って、壁でふさいでいます!
先ほどに比べると、閉鎖的に見えるかもしれませんが、
こちらの事例のように、階段下をスタディーコーナー等にして、
手前側と一体の空間にすると、窮屈さは意外に感じません。
このカタチであれば、高所恐怖症の方でも安心ですよね。
今日はこの辺にしておきます。
明日は、いよいよスケルトン階段になります。
木製とスチール製とありますので、その辺ご紹介していきますね。
お楽しみに!