階段デザインについて④

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

このところ、階段のお話しが続いてます。

階段に限らずなんですけど、

ほんと、いろんなデザインがあるので、

考えたりするのって、楽しいですよ。

ということで。始めましょう。

昨日までは、蹴上のある階段でしたよね。

今日からは、いわゆるスケルトン階段についてとなります。

スケルトン階段に、どんな印象を持っていますか?

見た目がかっこいい。

軽やかに見える。

圧迫感がない。

そんなポジティブなコメントもありつつ。

子供がいると落ちてしまわないかな。

なんか華奢で怖い。

なんて、少しネガティブなコメントもあったりします。

このネガティブなコメントについて、少しお話ししておきます。

子供が落ちそう。

これ。意外かもしれませんが、結構大丈夫です。

もちろん、意図的に蹴上に潜り込めば、落ちますが、

通常の通りで昇降すれば、問題ないと思います。

(体感はしてくださいね)

華奢で怖い。

こちらは、確かに、そう見えるかもしれません。

でも、華奢な場合って、おそらく、鉄骨が使ってあります。

鉄骨って、木に比べて、薄くて、頑丈です。

なので、想像しているよりは安定してると思いますよ。

(こちらも体感必要ですが)

ということで。

スケルトン階段って、採用されるケースが増えています。

例えばこちら。

黒い部分(側面と手すり)を鉄骨で製作してます。

なので。

見た目は、かなり華奢ですけど、揺れたりすることはありません。

もちろん、手すりもですよ。

ただし。

壁側だけで支えているようなスケルトンの場合は、

鉄筋コンクリート造でない限り、揺れるので、その辺はご注意くださいね。

階段が揺れるって、結構不安になりますから。。

話は戻りますが。

画像の階段。

踏板と手すりの上は、木にしていますよね。

見た目はもちろんですが、実用性も考えています。

踏板が鉄ですと

①冬にヒヤッとする→スリッパで対応できますが。

②カンカン音がする→意外に対処しようがないかも。

鉄骨だけでできてる方が、スッキリシャープにできますが、

上記した実用性とのバランスによると思いますよ。

それと。

画像の階段ですが、よく見ていただくと。。

階段側面の鉄骨部分から、木の踏板が少し出てるのって

わかりますか??

なぜそうしたかというと。

お客様のこだわりだったりするんですよ。

側面から見たときに、真っ黒になってしまうのは寂しいとのこと。

チラッとでも木が見えてると、やさしさが出てきますから。

ちょっとした拘りで、見方違ってきます。

そういったこだわり。大事にしながら、家づくりご一緒させていただいてます。

ということで、続きは明日へ。