階段デザインについて⑧(ラセン)
さて。
昨日最後にアナウンスしましたが、
今日は、螺旋階段のご紹介です。
少し前のお話しで、螺旋階段の機能的なことについては
説明済だと思いますので、こちらをご覧ください。
階段ってどうする?⑤(階段のカタチって?) | 建築家との家創りって? (ameblo.jp)
今日はデザインという側面でお話ししていきます。
まずは、螺旋階段というと、こんなイメージではないでしょうか。
オブジェ感が、一番強いのではないでしょうか?
オリガミらせん階段『WAVES spiral』 | KATZDEN ARCHITEC (kdat.jp)
薄い鉄板が折れ曲がって、踏板を構成してます。
名前jの通り、折り紙のようです。
とても薄い鉄板なのですが、折れ曲がっていることもあって、
思っている以上に、頑丈になっています。
余談ですが。。
外壁に採用する、ガルバニウム鋼板。
よく見かけるのって、細いリブになっていると思います。
それって。
鉄板そのままでは、たわんでしまうため、
折り曲げて、強度を出しています。
それと、同じ発想の階段ですね。
細い線が折れ曲がったいく様は、なんとも美しいです。
踏板がこの薄さであれば、手すりもシャープにするのがオススメ。
ただ。
螺旋状につながっていく手すりなので、
なかなか加工が難しいかもしれません。
工務店経由で、鍛冶屋さんに加工してもらうのもいいですし、
先ほどご紹介したようなメーカーさんでもいいかもしれません。
踏板や手すりのデザインにこだわりたいなら鍛冶屋さんですね。
その代わり、メーカーですと、細かな加工や塗装がきれいかも。
特に。
塗装は大きく違ってくるケースも。
工場で塗装なのか、現場で塗装なのかで。
螺旋階段は、鉄骨がメインで、仕上げは塗装になるため、
その辺は、注意が必要かもしれませんね。
調べていただくとわかりますが、
螺旋階段といっても、踏板の素材や手すりの仕様で、
ずいぶんと印象が違ってきたりします。
設計士さんと相談しながら、比較検討しながら、
決めていけるといいですね。
ついつい長くなってしまったので、今日はこの辺で。