間取りのお話し

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

以前、間取りのお話ししましたよね。

実は。

昨日、とある家づくりの打ち合わせで、

間取りのお話しをしてきました。

その内容が、印象的だったので、

今日は、そのお話しをしていこうと思います。

※こちらの間取りは、昨日の内容ではありません

昨日のお客様。

先日、ご要望をヒアリングさせていただいて、

前回、ラフなプランをご提案しながら、追加のご要望をうかがいました。

その追加の要望を盛り込んだ間取りをご提案しました。

大枠では、二種類の間取りになります。

基本的なコンセプトや、ご要望を満たしているかという視点では

同等な内容になっています。

でも。

全然違うんですよね。

プランの説明をしていく中で、お客様がいろいろとイメージされてきて、

片方の案に、とても興味を持つようになりました。

娘が、夜勤で帰ってきても、他の家族が気にならないよね。

帰宅したら、ササっと手が洗えるし、トイレ手洗いとしても使えて便利。

脱衣からバルコニーへ出る動線があると便利だな。

来客があっても、パッとキッチンが見えないのもいいかな。

キッチン、パントリー、冷蔵庫の位置関係がいいかも。

私が意図した以上に、生活スタイルにフィットしている様子で、

提案をとっても気に入っていただけました。

でも。その間取りって。。

「普通」には見かけない内容だったんですよ。

例えば。

リビングとダイニングが、北側にあったり。

南側に、お風呂や脱衣があったり。

主寝室は、ウォークインクローゼットを通らないとアクセスできなかったり。

キッチンと水回りが離れていたり。

もし、この家に、別の方が暮らすとなったら、

すみにくい家になったりするでしょうね。

というか。

別の方には、別の方の最適最善のプランがあるので、

この家の間取りで暮らす必要はありませんね。

ちなみに。

建築家が提案するプランなので、奇抜なんでしょう?

と思われたかもしれません。

ある意味合っていて、ある意味違っています。

「普通」ではない間取りという意味では奇抜なのかしれません。

でも、そのお客様とっては、とても自然な感じなんだと思います。

私が関わらせていただく家づくりでは、

一つとして似たような間取りはありません。

お客様の生活スタイルが、千差万別ですから。

お客様にとって、最適最善のプランと出会えるよう

丁寧な家づくりを心掛けています。