トイレのお話し⑧(インテリアについて)

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日は、トイレの照明についてでしたね。

ダウンライトでもいいのですが、

少し違った雰囲気を演出するのもいいですよ。

そんなお話しでした。

みなさん。いろんな照明を施主支給されて

取り付けたりしているので、またの機会で

ご紹介しますね。

さて。

今日は、トイレのインテリアのお話し。

といっても。

見た目のデザインのことでもないんです。

(期待外れかもしれませんが。。)

見た目にも少し影響はしますが、

素材についてです。

家づくりの打ち合わせの中で、この話って、

よく聞かれますし、お伝えもします。

理由は。。。掃除です。

一番多いのは。

壁と天井が、ビニルクロスで、床がクッションフロア。

ビニル素材なので、浸透していきませんし、

掃除もしやすくていいですよね。

(ただし、クロスは撥水するタイプがいいかも。)

それ以外で何があるかというと。

パッと見ると、違いはわかりませんよね。

こちらのお客様は、男子のお子様が二人いて、

床の掃除を、ササっとしたいという要望でした。

浮かせた便器なので、掃除はしやすいとして。

この床材は、クッションフロアではありません。

こちらは、光触媒のコーティングがされた、

セラミックの床材なんですよね。

そもそも汚れは浸透しませんし、

ササっとふき取れます。

目地が少ないのも魅力ですよね。

タイルにすると、タイル自体はいいのですが、目地が。。。

こちらは少し様子が違いますね。

床は、ブラックでかっこいいのですが、実はクッションフロア。

ジョイントが少なくて、安心だということだったので、こちらに。

それより。ポイントは、壁にあります。

そうなんです。

壁には、タイルがはってあります。

見た目を重視して決まってはいますが、

壁面の掃除のしやすくしたいということも含めての採用です。

ちなみに。

もっと清掃性を優先したいのであれば、

キッチンパネルを貼ってしまう方もいますよ。

そりゃあ。掃除しやすいですね。

最後はこちら。

トイレのお話しで、何度も登場していますね。

床はタイルに見えまずが、フロアタイル(ビニル素材)。

表面強度が高いので、長持ちしますし、

ビニル素材なので、汚れは浸透せず、

掃除もしやすい素材ですね。

それと、側面壁の漆喰。

塗り壁の質感が美しいのはもちろんなのですが、

抗菌作用があったり、消臭効果が見込めるんですよね。

こちらのお客様は、消臭を考えて採用をしています。

漆喰以外でも、珪藻土なんかも悪くないと思いますよ。

ちなみに。

消臭といっても、換気扇みたいに、すぐには消えませんよ。

時間をかけてにおいが消えていく感じです。

ということで。

トイレのお話しをずっとしてきましたが、

今日で一旦終わりにしましょう。

明日からは、次のお話しへ行こうと思います。

お楽しみに。