洗面台のお話し⑦(クールな造作洗面)

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日のご紹介した造作の洗面。

いかがでしたか?

ナチュラルでかわいい雰囲気がお好きな方には、
いろんな意味で、ドンピシャだったかもしれません。

では。こちらはどうでしょう。

タモ(樹種)の集成材でカウンターとハコ。
そこに、昨日と同じ、「病院用流し」。
水栓は壁出しではありませんね。
壁面には、三方に紺色のタイル。
三面鏡は設置されていますね。

よく考えてみると。
構成している要素や素材は、ほぼ一緒。

でも。
木部の色を濃い目にしたり、
タイルの色をクールでかっこいい感じにしただけで、
ここまで印象がかわります。

昨日の事例は、女性的なナチュラルテイストですが、
今日の事例は、男性的なブルックリンスタイルですね。

洗面周りの壁や天井の色合いも、
昨日は白でしたが、今日はグレーなのも効いてます。

素材が同じでも、色合いだけで、ここまで変わってきます。
なので、インテリアのコーディネートでは、しっかりテーマが必要です。

ちょっとした匙加減で、結果が違いますからね。

そうそう。
一点補足しておきます。

今日の事例では、水栓を壁出しにせず、
天板面からのタイプにしていますよね。

もちろん、偶然とかではないですよ。

壁出し水栓って。
意外にも、水栓のヘッドが引き出せないタイプが多い。。

なので。
ボウルの端の方を洗おうと思うと、苦労するかも。。

今日のように、天板から出るタイプであれば、
シャワーがついていたり、ヘッドが取り出せるので、
便利なんですよね。

こちらのお客様は、壁出しか天板出しか。
結構悩まれていましたが、最終的には、
ヘッドが出せるようにしたいということで、
こちらを採用されてました。

細かなことなのですが、毎日の使い勝手に影響するので、
しっかりと検討して決めていくことをオススメします。

ということで。
ついつい長くなってしまったので、続きは明日。