間取りと暮らしと価値観の提案、過ごし方の意味が透き通るように暮らしに紐づくデザインと設計の感度を丁寧に考えながら家の間取りの奥深さを意図をもって思考を具現化し抽象度を高く。
家づくりはデジタルな時代でも
基本の部分はアナログです。
そこに「気持ち」があるのかどうか?
レトリックだけではないことが
大切かなと思います。
※玄関ホールから障子を介して入るLDKは畳をメインとした和を意識した空間に
さて・・・・そういう意味から紐解くと
一体よい家だったり
よい間取りって何だろうか?
といつも深く考えています。
勿論、光が入るか?
動線は良いか?
風通しは良いか?
構造的に安全か?
収納は足りているか?
居心地はよいか?
などなど、一般的な面はいくつもあります。
そういう面では、
良い間取りか、悪い間取りかは
判断はつきやすいと思います。
だけど、
もう一歩踏み込むと
家族の暮らしに整合しているのか?
という面では
一般的な判断はできません。
間取りは暮らしからうまれる
ご家族にとっての「良い間取り」も
そのほかの方にとって、
「良い間取り」とは限らない。
意味があっての、
一つ一つの構成は、
ただ真似すればうまくいくものでもありません。
極端なことを言えば、
同じ間取りの家があったとしても、
やはり、
周辺環境は違い、
そこに住む家族は違いますから、
おのずとプランは
違ってくる訳です。
だからこそ「提案」と「知る」時間と質は大切で
住まい手さんの言葉だけの発言ではなくて
様々な「周囲」と「要素」を考えることが重要。
その部分での
ショートカットやコストカットは
逆効果を生み出す訳です。
何に対しての意味があるのか?
住宅は実はものすごく
奥深い空間であり場所となるものです。
どれだけ「根深い」範囲も含めて
視野にいれた間取りであり
デザインであり
設計なのか?
というところは重要です。
カウンセリングの範囲が設計である事を
どう理解している設計者なのか?
それによって
生まれる建築の価値の差は
変わりますから・・・・・。
場所の持つ意味を
丁寧に仕上げるように。
暮らしの空間、
選択と検証の結果に
居心地をゆだねてみませんか?
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やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
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